第10話 幸福の国
花火の残光が夜空に溶けていく中、ミユはシロクマさんに手を引かれながら、深い紫色の雲の上を進んでいた。
どこか幻想的な薄い霧が立ち込める中を、しばらく歩く。 やがて、その静寂の向こうから、軽やかで楽しげな音楽が聞こえてきた。
♪~~♪
どこかで聴いたことがあるような、けれど世界中のどんな楽曲よりも甘く陽気な、オルゴールとブラスバンドが混ざり合ったようなメリーゴーラウンドのメロディ。
「あ……」
ミユがふと顔を上げる。
薄い霧の向こう側に、光の輪が浮かび上がっていた。 夜空を切り裂くように聳え立つ巨大な観覧車のシルエット。その周囲には、無数のイルミネーションの光が星屑のようにちりばめられている。
輝くピンク。パステルイエロー。鮮やかな水色。清らかな白。 いくつもの光の束が交差し、闇を跳ね返して煌めいていた。
「……遊園地……?」
ミユがぽつりと呟くと、シロクマさんは丸い体をゆらゆらと揺らし、弾むような声で微笑んだ。
「うん!」
シロクマさんはミユを見上げ、誇らしげに言った。
「幸福の国だよ」
目の前に現れたのは、見上げるほど巨大な門だった。
パステルピンクのフレームでできた巨大なハート型のアーチ。その周りには、葡萄の房のように大量の風船が結びつけられており、風もないのにふわふわと可愛らしく揺れている。
アーチの頂点には、キラキラと輝くゴールドの看板。
【HAPPINESS LAND】
そしてその下に、丸みのある可憐なフォントで小さく添えられていた。
『幸福の国』
「うわあ……すごく綺麗……」
ミユはその圧倒的なファンタジー感に目を奪われた。 だが、門の両脇に設置された二基の巨大な柱時計に視線を遣ったとき、ふと小さな違和感を覚えた。
白磁の文字盤に、黒い針。 左の時計も、右の時計も――長針と短針がぴったり重なり、真上を指していた。
【00:00】
「……時計、止まってる……?」
ミユが首を傾げると、シロクマさんは何でもないことのようにうなずいた。
「そうだね」
「どうして? 故障してるの?」
「ううん、違うよ」
シロクマさんはミユの手をキュッと優しく握り直し、事も無げに言った。
「ここでは、時間なんて必要ないからね」
時間が必要ない。 それは、ここには「終わり」が存在しないということだ。
誰も老いない。大切なものを失わない。楽しい時間が終わることもない。 永遠に続いていく、完璧な幸福の箱庭。 けれどそれは同時に、何ひとつとして新しく「変化」することのない世界の証でもあった。
「さあ、入ろうミユ!」
シロクマさんに促され、ミユがハートの門を一歩くぐり抜けた――その瞬間。
パッ――!
まるでミユの来訪を歓迎するかのように、広大な敷地内のすべての照明が一斉に灯り、爆発的な光の洪水が視界を埋め尽くした。
「……っ!」
ミユは思わず息をのんだ。
どこまでも続くイルミネーションの街並み。 中央でゆっくりと回転する巨大な観覧車。軽快な音を立てて回るメリーゴーラウンド。宙を縦横無尽に駆け巡る色とりどりのジェットコースター。
通り沿いには、甘い香りを漂わせるお菓子の家や、見たこともないカラフルな花々が咲き乱れる花畑、七色に光る水を吹き上げる壮麗な噴水。 空には、どこから湧き出ているのか無数のピンクの風船がゆっくりと舞い上がっている。
「すごい……! 本当に……夢みたい……!」
ミユの瞳に、光の粒がキラキラと反射する。 現実世界の遊園地なんて比べものにならない、可憐で、華やかで、完璧なファンタジー。
「気に入った?」
「うん! すごすぎるよ、シロクマさん!」
ミユは跳ねるような足取りで、光り輝く大通りへと駆け出した。 ここなら、あのノクターンという魔女の冷たい言葉も、現実世界の憂鬱も、すべて忘れられる気がした。
浮き立つ足取りで通りを歩いていたミユは、ふと一軒のお菓子屋さんの前で足を止めた。
ガラス張りの美しいショーケース。 その中には、宝石のように繊細なデコレーションが施されたケーキや、ポップな色のキャンディ、色とりどりのマカロン、甘い香りを放つ焼き立てのようなクッキーが所狭しと並べられている。
「美味しそう……」
ミユはショーケース越しに中を覗き込み、ふと不思議に思って口を開いた。
「ねえ、シロクマさん。このお菓子、誰が作ってるの?」
「さあ?」
シロクマさんは無造作に短いててを振った。
「店員さんはどこにいるの? 裏でお休み中なのかな?」
「店員さんはいないよ」
「え……?」
ミユは店内へ視線を向けた。 店内は明るくライトアップされ、レジもオープンしている。けれど、厨房にもカウンターにも、人影は一切存在しなかった。
誰一人いないお店。 なのに、ケーキはたった今オーブンから出されたかのように湯気を立て、みずみずしい果実を載せて美しく飾られている。
「……誰もいないのに、なんでケーキがあるの?」
「ミユが食べたいと思えば、そこにあるんだよ」
シロクマさんは当たり前のように答えた。 ミユは一瞬だけ首を傾げたが、「まあ、魔法の世界だもんね」と自分を納得させて、先へと歩き出した。
次に聞こえてきたのは、先ほどよりも一層賑やかなオルゴールソングだった。
ミユが誘われるように近づいていくと、そこには絢爛豪華なメリーゴーラウンドが設置されていた。
天井には無数の金色と銀色の星が散りばめられ、ピンクと白のフリル装飾が揺れている。 躍動感あふれる馬たちは、どれも白馬やペガサスで、宝石のような鞍を背負って輝いていた。
誰も乗っていない。 それでも、馬たちは楽しげに上下しながら、ゆっくりと円を描いて回り続けている。
「可愛い……!」
ミユはうっとりとその光景に見とれていたが、ふと、目の前を通り過ぎた一頭の白馬に目が留まった。
「……あ」
その馬だけ――背中の金色の塗装が、バリバリと大きく剥げ落ちていた。
気になって一歩近づき、じっと観察してみる。 木製の脚には、深く痛々しいひび割れが幾筋も走っていた。馬の口元に固定された金属のポールは、黒ずんだ錆で覆われている。
「……これ、古いのかな?」
ミユが思わず呟くと、隣に並んだシロクマさんがのんびりとした声を返した。
「そうかもね」
「直さないの……? せっかくこんなに綺麗なのに」
「気にする必要はないよ、ミユ。回っているんだから、それでいいじゃない」
シロクマさんは剥げ落ちた塗料にも、ひび割れた木肌にも、まったく興味を示さなかった。 動いてさえいれば、表面がどれほど朽ちていようと関係ない――そうと言いたげな、完璧な無関心。
ミユの胸の奥に、ほんの少しだけ冷たい不快感が掠めた。
メリーゴーラウンドをあとにした二人は、幸福の国の中心にそびえ立つ巨大観覧車の足元へとやってきた。
見上げるほど高く、美しくライトアップされた大観覧車。 パステルカラーのゴンドラが、夜空に向かってゆったりと円を描いている。
けれど――よく見上げてみると、やっぱり「おかしい」ところがあった。
ミユの頭上を通過していくピンクのゴンドラ。その強化ガラスが一枚、派手に割れて大きな穴が開いていた。 巨大な輪を支える鉄骨の支柱には、赤茶色の錆がびっしりとこびりついている。 フレームを彩る無数の電球も、ところどころが黒く焦げ付き、光を失って明滅していた。
崩壊と劣化の兆候。 けれど、その異常を無視するように、歯車はカタカタと不気味なほど規則正しく回転し続けている。
「誰も乗ってないのに……壊れかけてるのに、動き続けてる……」
ミユがぽつりと漏らすと、シロクマさんはいつも通りの愛らしい笑顔でミユの手を引っ張った。
「乗ってみる?」
「……うん」
ミユは吸い寄せられるようにうなずき、開放されたままのゴンドラへと乗り込んだ。
ギィ……と錆びついた金属音を立てて、ゴンドラがゆっくりと持ち上がっていく。
高度が上がるにつれて、ガラス越しに「幸福の国」の全体像が見え渡されていった。
上空から見下ろすその景色は――完璧だった。 壊れた部分も、錆びた支柱も、遠目から見れば眩いイルミネーションの光の中にすべて溶け込んで消えてしまう。
どこまでも広がる光の海。 お菓子と風船と花々に満ちた、おとぎ話そのものの世界。
「すごい……綺麗……」
ミユは窓に寄りかかり、その絶景に目を奪われた。 足元の小さな不協和音なんて、この圧倒的な美しさの前では、気のせいに過ぎないのだと思いたかった。
観覧車のゴンドラが頂点に近づくにつれ、夜空を埋め尽くす光のパノラマが眼下に広がっていった。
お菓子の城、巨大なプール、七色に光るパレードの通り。 現実では考えられないほど絢爛豪華で、夢をそのまま形にしたような遊園地。
けれど、窓に顔を近づけて目を凝らしていたミユは、急激に胸が冷えていくのを感じていた。
「……ねえ、シロクマさん」
「なあに、ミユ?」
「……誰も、いないよ」
「うん」
「本当に……誰もいないの? お客さんも、スタッフの人も……誰も?」
そう、広い園内のどこを見渡しても、人影がひとつも存在しないのだ。 誰も乗っていないジェットコースターがゴーッと音を立ててコースを滑り、誰もいない観覧席に向けてステージの照明が眩しく交差し、誰も聴いていない音楽が通りに虚しく響き渡っている。
「……なんで? こんなに広いのに、なんで誰もいないの?」
ミユの困惑した問いに、シロクマさんは首を傾げ、ふんわりと可愛らしく微笑んだ。
「みんな、幸せだからだよ」
ギィ、と不快な音を立ててゴンドラが地上へ戻り、二人は観覧車を降りた。
遊園地の中央広場。その真ん中に、天を突くようにそびえ立つ巨大な石造りの時計塔があった。 重厚な装飾が施された文字盤。その長針と短針は、寸分の狂いもなく真上を指し示している。
【00:00】
ミユは立ち止まり、吸い寄せられるようにその数字を見つめた。
「また……00:00……」
脳裏に、これまでの光景が鮮明に蘇る。 自分が自販機でジュースを買い、魔法少女に変身したあの「午前零時」。 毎夜、現実からこの魔法世界へと引きずり込まれる瞬間の「暗転」。 そして、門の時計も、ノクターンの胸元の懐中時計も――すべてが12時、あるいはその直前で止まっていた。
「……シロクマさん。どうしてこの世界は、全部00:00なの……?」
シロクマさんは答えなかった。ただ、いつもの無邪気な笑顔のまま、静かにミユを見上げている。
その沈黙を破るように、冷たく澄んだ声が背後から響いた。
「それは、時間が死んでいるからよ」
「っ!?」
ミユが弾かれたように振り返る。
広場に立ち込める薄い霧の中から、その女は現れた。 破れた黒い外套を纏い、月光を吸い込んだような長い灰白色の髪をなびかせる魔女――ノクターン。
その赤紫色の瞳は、以前にも増して強い鋭さと重苦しい気配を孕んでいた。黒い手袋に包まれた右手には、あの鮮烈なまでに真っ赤なリンゴ。
「……ノクターン……」
ミユは思わず息を呑み、ステッキを握りしめた。
ノクターンはミユを見ようとはせず、眩しく光り輝く遊園地の街並みへと視線を向けた。 その完璧な美貌に浮かんでいるのは、怒りでも憎しみでもない。 あまりにも深く、痛切な悲しみだった。
「ここは、遊園地じゃないわ」
「……え?」
静かな呟きに、ミユは固まる。
ノクターンは視線をミユへと戻し、氷のように冷たく、けれど震える声で言い放った。
「ここは――墓場よ」
「は……墓場……? 何言ってるの……!?」
ミユは声を荒らげ、周囲の華やかなイルミネーションを見渡した。
「こんなに綺麗で、楽しそうなのに! どこが墓場なのよ!」
「見えないの?」
ノクターンは静かに問いかけた。
「何が……っ」
「あなたには、何も見えないのね」
ノクターンはゆっくりと歩みを進め、ゆっくりと回転し続けるメリーゴーラウンドを指差した。
「あれは、もう動いていないわ」
「嘘言わないで! ちゃんと動いてるじゃない!」
「時間が止まっているから、同じ瞬間を永遠に繰り返しているだけよ。終わりがないのではない。すでに終わっているの」
彼女の視線が、巨大な観覧車、そして足元に咲き誇る鮮やかな花畑へと移る。
「あの観覧車も。この花も。時計も……全部、とうの昔に終わっているわ」
ノクターンの声が、夜闇の中に冷たく染み込んでいく。
「――なのに、幸福だけが残っている」
ミユの息が止まる。
終わってしまった世界。成長も変化も壊れることも許されず、ただ「幸福」という虚飾の皮だけを被せられて動き続ける世界。 ノクターンの言葉の意味が、恐ろしいほどの重みとなってミユの胸を押し潰そうとしていた。
「ミユ」
その時、小さな影がミユの前に割り込んだ。
シロクマさんだった。 丸い身体でミユを庇うように立ち塞がり、トコトコとノクターンの方へ一歩踏み出す。
「怖がらなくていいよ、ミユ。僕が守るからね」
いつもの、温かく愛くるしい声。 ミユはシロクマさんの白い背中を見つめ、ギュッと胸を痛めながらも、すがるような安堵感を抱いた。
ノクターンは、ミユを庇う小さなマスコットを静かにつむじ風のような視線で見下ろした。
「……あなたは、本当に優しいのね」
「ありがとう」
シロクマさんが無邪気に返すと、ノクターンは目を細め、静かに、けれど苛烈な拒絶を込めて言い放った。
「だからこそ、あなたは残酷なのよ」
シロクマさんは、理解できないというように、可愛らしく小さく首を傾げた。
⑫ シロクマとノクターンの思想対立
「この子を返して」
ノクターンが言った。
「どうして?」
シロクマさんが問い返す。
「人間の世界へ帰すのよ」
「ミユはここが好きだよ? ここにはミユを傷つけるものなんて何もないんだから」
「それでも、この子には帰る権利があるわ」
「でも、本人が『帰りたくない』って言ってるよ?」
「……今はね」
ノクターンの低く沈んだ声に、シロクマさんはパッと顔を輝かせ、楽しそうに笑った。
「じゃあ、それでいいじゃない! ミユが今ここで幸せなら、それが一番なんだよ!」
「それが危険なのよ」
ノクターンの瞳に、暗い影が落ちる。
「一度『完璧な幸福』に毒された人間は、二度と不完全な現実へ戻れなくなる。あなたは幸せを与えているんじゃない。人間の未来を奪っているのよ」
ノクターンはシロクマから視線を外し、真っ直ぐにミユを見つめた。
そして、黒い手袋の掌に載せた真っ赤なリンゴを、ミユへと差し出す。
「ミユ」
「……っ」
「お願い……それを食べて」
静かな、すがるような声。 ツヤツヤと光る鮮血のような赤。その果実が持つ意味を、ミユはすでに知っていた。
「あなたは、まだ戻れるわ。これを食べれば、魔法は消えて、あなたは人間の世界へ帰れる」
「……魔法少女じゃ、なくなるんだよね?」
「ええ」
「シロクマさんとも……?」
ミユが尋ねると、ノクターンは一瞬だけ言葉を詰まらせ、静かに目を伏せた。
「……会えなくなるでしょうね」
ミユの手が、激しく震えた。
日常の退屈から救ってくれた力。 自分を「特別」にしてくれた魔法。 そして、何より自分を肯定し続けてくれた大好きな相棒。 そのすべてとの永遠の別れ。
「ミユ」
隣から、シロクマさんの優しい声が届いた。 振り返ると、シロクマさんは少しも怒っておらず、どこまでも穏やかな瞳でミユを見上げていた。
「僕は、君に無理をさせないよ」
「……シロクマさん……」
「ここにいてもいい。人間の世界に帰ってもいい。君が選んでいいんだよ」
(え……? シロクマさんも……私に選ばせてくれるの……?)
ミユが目を見開いた、その瞬間。
シロクマさんはミユの小さな手を、両手でぎゅっと優しく包み込んだ。
「でも――僕は、君にここにいてほしいな」
「……え?」
「だって僕は……ミユが幸せなところを、ずっと見ていたいから」
まっすぐで、無垢で、完璧な好意。 「君の幸せが見たい」。その言葉が、ミユの胸の奥の一番柔らかい部分に強く、深く突き刺さった。
ボロボロと、ミユの目から涙があふれ出した。
「ミユ」
左から、ノクターンの固い声。差し出される赤いリンゴ。
「帰りなさい」
「ミユ」
右から、シロクマさんの温かい声。握りしめられた温かい手。
「僕と一緒にいよう」
光と影。現実と夢。 左右から投げかけられる二つの選択肢。
ミユは涙を流したまま、しばらくの間、微動だにしなかった。
やがて――。
ミユは差し出されたリンゴから視線を外し、ゆっくりとシロクマさんの手を強く握り返した。
「……ごめんなさい」
ノクターンの赤紫の瞳が、ハッと大きく見開かれた。
「私……私、シロクマさんを信じる……!」
ミユの口から出た拒絶。 その瞬間、ノクターンの美しく冷徹だった顔が、ボロボロと崩れ落ちるような激しい衝動――絶望に染まり上がった。
「違う……!」
これまで決して感情を露わにしなかった魔女が、初めて声を荒らげた。
「違うわ、ミユ……!」
ノクターンは一歩、なりふり構わず踏み出した。握りしめたリンゴを持つ手が、激しく震えている。
「まだ間に合う! お願いだから……ミユ、お願いだから……っ!」
氷の仮面が剥がれ落ち、そこにあったのは、今にも泣き出しそうな一人の女性の切痛な叫びだった。
「それを食べて! お願いだから食べて!!」
「嫌……嫌だ……っ!」
「そこは、あなたが思っているような場所じゃないの!! お願いだから目を覚まして!!」
ノクターンの痛切な叫び声が広場に響き渡る。 ミユはその恐怖と罪悪感に耐えきれず、両手で強く耳を塞いだ。
「もうやめてぇっ!!」
「大丈夫だよ、ミユ」
すかさずシロクマさんがミユの身体を優しく抱き寄せ、その頭を撫でた。
「大丈夫。僕がついてるからね」
ノクターンはその場に立ち尽くした。 差し出された手の中で、赤いリンゴがむなしく佇んでいる。自分の声が、叫びが、もう少女の心に届かないことを悟ったかのように、彼女の瞳から光が失われていった。
そして――。
ミユを背中に庇ったシロクマさんが、トコトコと一歩、ノクターンに向かって踏み出した。
いつもの愛くるしい笑顔を崩さないまま、どこか無機質な影を落として。
幸福な国へ行きたいね




