表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Hello.War.  作者: 春玖
Chapter2
13/15

そのドンパチ、私も混ぜて!

この作品はフィクションであり実在する組織、団体、人物等とは何ら関係はありません。

ですが、他作品に影響を受けている事は確かです。あしからず

不快に思われる方はドンドン批判してくださってかまいません。

ありのままを受け止めようと思いますので、出来るだけお手柔らかにお願いします。


作品を構成する物:主にロマンと、そしてロマン、偶にロマンが含まれていて、隠し味はロマンです。

Chapter1をクリアし、私はその後数日は何もせずに過ごした。何か心がおかしい。一昨日はいきなり気分が高揚して暴走した挙句カーヤに組み伏されたし、昨日はふと息をついたとき、誰でもいいから襲いたい、何て歳にも似合わないことを考えてしまった。そしてなによりも────





────撃ちたい。誰でもいいから撃ちたい。何の銃でもいいから撃ちたい。





ナルイには心配させたくないからカーヤに相談したところ、突然担がれて病院に運ばれた。しまいには「この人、何か頭がおかしくなっちゃったみたいなんで治してください」なんていわれる始末だ。いや、間違ってないんだけどさ。


とにかくそんなわけで病院なぅ。検査で入院し、今日晴れて退院する。どうやら精神的な異常はみられなかったそうです。はて、これからどうなるのやら。ナルイを襲わないようにだけ注意すれば後は問題ないだろうけど。




違う意味でナルイもおかしい。病院にお見舞いにきてくれて色々とお世話をしてくれたのはいい。もう何もしてもらうことはないのに




------------------------------------



「……まだ何かしてほしいことはない?」


「えぇ、もう私は十分だよ。ナルイだってまだお昼食べてないでしょ?駄目よ、自分のことちゃんとしなきゃ」


「……私は師匠の物だから」


「えっ?」


「えっ?」



------------------------------------



どこで道を誤ったのだろう。はっきりとは覚えてないけど、確かに私の物的な発言をした気はする。でもそれは私の友達とか弟子とか妹みたいな感じで言ったもの……であってほしい。ほんと最近何を言い出すかも何をしだすかもわからなくて怖い。





「あれぇぇ……?退院ってお迎えがあるって噂で聞いたことあったんだけど」



退院する時間になっても誰も部屋にきてくれない。一人で手続きして、一人で病院を出る。え、何コレ寂しすぎてちょっとだけ涙が出ちゃったんだけど。



とぼとぼいつもの宿に向かって歩いていたら後ろから誰かが走ってくる音が聞こえた。



「あ、ごめんお姉ちゃん!ちょっと色々あって遅れた!」


「カーヤ?ううん。気にしてないよ。ほんと全然気にしてない」


「……師匠泣いたの?泣かされたの?誰?誰よそれ。教えて師匠。殺してくるから。大丈夫、見えるところでは殺らないし口を縛って声が聞こえないようにするから安心して?」


「誰このヤンデレ私知らない」


「お姉ちゃんがこうしたようなものなんだよ?ちゃんと責任とってあげなよ」


「……責任とって」


「ねぇ、私が悪いの?ちょっと待ってこの子完全にさっき自家発電しなかった?自分で暴走してたよね?ねぇ!?」




ふぅ、やれやれ……と肩をすくめる二人。マジぶっ飛ばしてやろうかこいつら。今なら出血大サービスしてあげる。そのままの意味で。




「で、結局何してたの?別にこないつもりだったなら遅れてまでこないだろうし。何かあったの?」


「あぁーナルイちゃんとフリークエストやってた。出来るだけお金もらえるやつ」


「……新装備、69式が出てたらしいから欲しいなって」


「え、ほんと!?城壁破壊用の新作はでてた!?」


「……確認されたのは対物と半自動だけ。単式と城壁破壊は確認されてないらしい。ただ……」


「ん?まだ何か装備でたの?」


「……EGR-6600を手に入れたって、バンちゃんが」




……へぇー、そっかぁーあいつがぁーへぇー。


むかつく、殺してやりたいぐらいだ。いや、駄目だ。駄目駄目。抑えなきゃ……!



「ねぇ、ナルイ。バンビさんを会議チャットに呼んでくれないかな?私たぶん拒否されてるから」


「……わかった」





前みたいに誰もいないところで喋らない用に注意しないと……。



------------------------------------



ナルイ様が、アーヤ様を招待しました。



バンビ@くーや:なんでさっきから黙ってんの?


アーヤ:くそ!さっきのはフラグでコレは罠だったか!!


アーヤ:これだから会議チャットは!


バンビ@くーや:いや、しらねぇけど……


バンビ@くーや:で?EGR-6600のことで話があるとか聞いたんだけど


アーヤ:あ、うん。もしよかったら撃って欲しいなって


バンビ@くーや:え、何お前Mだったの?引くわ。ナルイに変なことさせんなよ?


アーヤ:お前マジ絶対殺すからな


バンビ@くーや:こえーよ!なんでいきなりそんな変わるんだよ!!


バンビ@くーや:で、話戻すけどさ


アーヤ:うん


バンビ@くーや:悪いけど売れねぇ。うちにも一人カタストルがいるからな。


アーヤ:そっかー


アーヤ:いやでも、実装されたって分かっただけでもありがたいし


アーヤ:ありがとねー


バンビ@くーや:なんだよ気持ちわりぃ


バンビ@くーや:フリークエストのレアドロップだったぜ


バンビ@くーや:名前は覚えてないけど、確か海の国の戦艦を撃墜させるクエストだ


バンビ@くーや:どーせでねぇし教えても問題ないだろ


アーヤ:おぉー!ありがと!


アーヤ:今からいってくるわ!何か他の二人もフリークエストでお金貯めてるみたいだし


バンビ@くーや:おう、気をつけてなー


バンビ@くーや:ナルイも、あんまり迷惑かけんじゃねぇぞ


バンビ@くーや:お前が変な事したら俺らまで巻き込まれるかもしないし


ナルイ:うっさい、しね


バンビ@くーや:お前ほんっと俺に対してだけは口悪いな!リーダーだぞ俺!!


ナルイ:私今壊し屋だから


バンビ@くーや:あーはいそうでしたねー


バンビ@くーや:じゃあ、俺はもう抜けるな


バンビ@くーや:この前の敗戦で他のチームは北の所属抜けるわ他の国から宣戦布告の脅迫されるわで実は忙しいわけ


アーヤ:おー、頑張れよー


アーヤ:もし何かあったらあんた以外うちで拾ってあげるから


バンビ@くーや:はいはい


アーヤ:あと


バンビ@くーや:あとなんだ?


アーヤ:次絶対殺すのはなくならないから


バンビ@くーや様が、退場しました。


アーヤ:情けない…


アーヤ様が、退場しました。


ナルイ様が、退場しました。



------------------------------------




「じゃ、武器が出たら私の物。報酬は二人の武器の費用にするってことでいい?」


「……わかった」


「はーい。でも私のやつ新実装武器だから高いんだよねぇ……」


「っていうか結局何の武器なの?」


「んー?篭手だよ。デストロイヤーとかバーサーカーとか、他にも使える職業が多いらしくて皆必死になってレアドロップ狙ってるらしいよ。売り目的で取った人も多いみたいだからそれを買おうかなって」




長時間攻撃力を上げる術技も武器がなく、攻撃力が低い事だけがネックの達人。カーヤはそれをStrを多めに上げる事によって火力不足を補ってるのに武器まで持ったらどうなるんだろう。バーサーカーの最終ダメージを200%上げる術技【バーサク】と武器が併用されるとなると本格的に酷い事になる。これは修正されるだろうな……。もしかしたらもう修正されてるのかも




「で、本格的に全身凶器の幼女にでもなるつもり?」


「えっ、何?聞こえなかったんだけど」


「全身凶器幼女万歳!!」


「えっ、何?聞こえなかったんだけど」


「全身凶器幼女はロマン!!」


「えっ、何?聞こえなかったんだけど」


「全身凶器幼女は皆のアイドル!!」


「えっ、何?聞こえなかったんだけど」


「全身凶器幼女は私の主食!!」


「お姉ちゃん、さすがにそれ引くわ」


「ちょっとそこまで面貸せよこら」


「……師匠。食べるなら私を」






------------------------------------



フリークエスト【侵略してくる敵戦力を何とか削ってくれ】



戦争を開始します。

フィールド:海岸線

味方:劣勢

敵:優勢

勝利条件:敵劣勢による撤退、もしくは敵MOB【戦艦型侵略兵器 Lv.135】全員の戦闘不能

敗北条件:敵MOBの海岸線到達、もしくは味方ユーザー全員の戦闘不能






「おぉ!味方兵いないじゃん!私もう興奮しすぎてやばいわこれ!!あんた達、手出さないでよねぇぇぇ!!」


「うわー……お姉ちゃんの張り切り方が凄い。何か最近イライラしてたみたいだしね」


「……はぁぁ。師匠、素敵……」


「もうこの子駄目だ。何が駄目って全体的に駄目だ」





これまで色々なものに阻害され続け、まともに攻撃をすることが出来なかったアーヤ。これで今まで使用することができなかった個人術技(パーソナルスキル)を使用することが出来る。





【アーヤ】

Lv.257

職業:カタストル

HP 15882/15882

MP 932/932





「レベルプログラミング、起動!」

個人術技【LevelPrograming】を起動します。設定を行ってください。




何故か浮かんでる無人のボートを経由し、出来るだけ戦艦に近づきながら術技を使用するアーヤ。

設定を行うのは扇状に発射される【AtomicMegaLauncher】のXY方向の規模、Xが扇の広さでYが扇の長さ。そして出力のうちの二項目をパーセンテージで設定し、残りの一つが自動設定される。



つまり早い話、【AtomicMegaLauncher】を広く撃てば威力が弱まり、狭く撃てば威力が強まるというだけの話だ。



「X,100、Y,200!出力算出!」

出力を算出します。────64%での発射となります。許可を。



「許可!アトミックメガランチャー、発動!!」

術技【AtomicMegaLauncher】を発動します。





超特大規模範囲攻撃術技【AtomicMegaLauncher】

全術技中随一の範囲の広さを誇る術技。そして、消費MP量の多さ、再発動までのインターバル、発動中の隙の多さといった理由から、使用するのは極一部のユーザーのみの術技。範囲攻撃術技の中ではダメージ量も随一だが、敵単体に対してのダメージ量は一部の単体攻撃術技に劣る。味方まで巻き込む為、使用できる場所が少ない。





一人の味方もいない海面上、たった一つの術技により32隻中14隻もの戦艦が沈んだ。もともと装備、ステータスをほぼ攻撃力特化にしてるアーヤには64%だろうと何だろうと火力が凄まじいものなことに変わりは無かった。



その1分後、もう一度同じ攻撃により全ての戦艦が撃墜、フリークエストが終了した。




戦争を終了します。

フリークエストを終了します。

お疲れ様でした。

ギルドへ帰還します。


------------------------------------



このフリークエストを7回続けクリアしても何もでなかった。その全てが同じ方法で撃墜という鬼畜以外なんでもないんだけど凄く楽しかった。全然飽きないよこれ。



「結構お金貯まったね!これだけあれば一つぐらい何か買えるんじゃないかな?」


「……私は春雷があるし、カーヤが買っていいよ」




カーヤはMarketを唱え、マーケットウィンドウの購入画面と睨めっこを始めた。私とナルイも見せてもらうけど、何かナルイが異様に近い、ってかくっついてくる。やめて欲しい。それにしてもやっぱりEGR-6600は売ってないようだ。自分で取るしかない。




「うーん……あとちょっと足らないっぽい。もうちょっと頑張るかぁ」


「あ、そういえば前に出た新装備っぽい指輪のこと忘れてた。売れてたらそれ使いなよ」


「いいの!?お姉ちゃん大好き!愛してる!!」


「ちょ、カーヤまでくっついてこないで!邪魔!」




抱きついてくるカーヤを退け、マーケットウィンドウを出した。横からボソボソと「私の方が師匠をアイシテル」だとか聞こえたような聞こえてないような。たぶん聞こえなかった。うん、聞こえなかった。



「お、売れてる売れてる。カーヤ、トレード出して」


「はーい!Trade!」



よほど興奮してるのかわざわざ大きな声で唱えるカーヤ。幼女がこれだけはしゃぐと自分の娘のように思えて仕方がない。実際双子の妹だけどね。そして横からボソボソと「私の方が師匠をry」だとか聞こえたような聞こえてないような。間違いなく聞こえなかった。




カーヤが上機嫌で篭手を購入する為に画面に指を滑らせてる頃、私に会議チャットの招待が届いた。相手は……バンビ@くーや?どうしたんだろう。EGR-6600を譲ってくれるとかだったら1回ぐらいデートしてやってもいいけど。




------------------------------------



バンビ@くーや様が、アーヤ様を招待しました。


アーヤ:どうしたの?


バンビ@くーや:…壊し屋フィーネに依頼だ。


アーヤ:はい?意味分からないんだけど


バンビ@くーや:戦争のエキスパート、それも少人数のチームとなるとお前らしかいないんだ


バンビ@くーや:報酬は、EGR-6600。


アーヤ:え、いいの?


バンビ@くーや:中央都市の侵攻に失敗してからパージアルに所属してるユーザーが別の国にいったのは話したよな?


アーヤ:あぁ、あの話ね。そんなにやばいの?


バンビ@くーや:そいつら全員が西の国のジジミネアに所属した。


バンビ@くーや:それに便乗して西の国の代表チームがHAPPINESSを解散させる為に北の国に侵攻してきやがった


バンビ@くーや:日ごろの恨みだとか、200↑が多いから危険だとかって理由だろうな


バンビ@くーや:脅迫してくる頃に戦争を決めて今まで準備してたんだと思う


バンビ@くーや:用意周到に中間地点に拠点まで作ってやがった


アーヤ:つまり私たちにどうしろって?


バンビ@くーや:中間拠点を潰してくれ


バンビ@くーや:作戦は────────。


バンビ@くーや:できるか?


アーヤ:だから少人数で戦争が出来る私たちってか…


アーヤ:わかった。どのタイミングでいけばいい?


バンビ@くーや:わからないな。何せ作戦が作戦だからいつになるか予想できねぇ


アーヤ:まぁそれなりの報酬だしね……


アーヤ:任せて。攻めの戦争はプロとは自負してるからね


アーヤ:あんたを勝たせてあげる


バンビ@くーや:勝つっていっても引き分けに持ち込むためだけどな…


バンビ@くーや:じゃあまた連絡する


バンビ@くーや様が、退場しました。


アーヤ様が、退場しました。



------------------------------------



「へぇー。よかったじゃんお姉ちゃん。武器の方からこっちにきたね」


「……いいなぁ」


「はいはい。これ終わったら三人で分担してクエスト受ければ直ぐにお金貯まるでしょ?HAPPINESSにはナルイをもらった恩もあるしね」


「……私、物扱いかぁ……」


「ご、ごめんナルイ!そんなつもりじゃなかった!!」


「……いや、興奮してきた」


「さ、早く行くよカーヤ。変態は放っておきましょう」


「はーい」




Chapter2 Start?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ