第二十一話 「真・天守神皇 覚醒!」
第二十一話
「真・天守神皇 覚醒!」
――八色の光が、夜空を貫く。
赤。
青。
黄。
緑。
紫。
橙。
桜。
そして――銀。
八つの家紋が共鳴し、神皇龍の周囲を巡っていた。
終焉皇オロチが怒りの咆哮を上げる。
《やめろォォォォ!!》
八つの首から黒い雷が放たれる。
天地を裂く終焉の一撃。
しかし――。
神皇龍が翼を広げた。
七色の光が世界を包み込む。
銀星将神威が静かに告げる。
「幸村」
「歴史とは、勝者だけのものではない」
「敗れた者の願いも」
「未来へ進もうとする人々の想いも」
「全て歴史だ」
幸村が強く頷く。
「ああ!」
「俺たちは全部守る!!」
《最終覚醒承認》
《八家紋完全共鳴》
《真・天守神皇》
《覚醒開始》
ゴオオオオオオ!!
神皇龍が光へ変わる。
その身体が、天守覇王へ吸い込まれていく。
胸部に銀星紋が刻まれる。
七色の翼がさらに巨大化。
左右に神龍の肩鎧が展開。
頭部の天守閣が黄金へ輝く。
右手には、
巨大な《天守神皇剣》。
左手には、
《神龍守護盾》。
八色の光が全身を包み――
ついに。
歴史を守る最後の守護神が姿を現した。
《真・天守神皇》
《覚醒》
命が目を輝かせる。
「すごい……!」
「これが……!」
大和博士も震えていた。
「戦極システムの……」
「究極形態……!」
信長が豪快に笑う。
「ははは!」
「これでこそ最後の戦いだ!」
政宗も笑う。
「派手に行こうぜ!」
信玄が拳を握る。
「天下分け目の大勝負だ!」
巴が微笑む。
「みんなの想いが一つになっています」
終焉皇オロチが睨む。
《歴史はいずれ終わる》
《何度戦っても同じだ》
銀星将神威が静かに答える。
「違う」
「歴史は続いていく」
「人が未来を望む限り」
幸村も叫ぶ。
「終わらせない!!」
真・天守神皇が飛び出した。
超加速。
一瞬でオロチの懐へ!
《神皇連斬!!》
ズガァァン!!
一つ目の首を斬る!
オロチが咆哮。
だが。
斬られた首は再生した。
命が驚く。
「再生した!?」
大和博士が叫ぶ。
「駄目だ!」
「オロチは歴史の終焉そのもの!」
「普通の攻撃では消せない!」
終焉皇オロチが八つの首を広げる。
《全てを終わらせる》
《終焉滅界!!》
黒い球体が生まれる。
空が消える。
海が消える。
天城市そのものが飲み込まれていく。
命が青ざめる。
「街が消える!!」
巴が祈るように言う。
「みんなの未来が……!」
その時。
真・天守神皇の胸。
銀星紋が優しく輝いた。
神威が微笑む。
「幸村」
「最後の力を使う時だ」
幸村が頷く。
「最後の……?」
《歴史継承奥義》
《未来天照》
八つの家紋が光る。
天城市の人々の願い。
笑顔。
悲しみ。
夢。
その全てが、
真・天守神皇へ集まっていく。
終焉皇オロチが叫ぶ。
《人の歴史など無意味だ!!》
幸村が叫び返す。
「違う!!」
「苦しんでも!」
「間違えても!」
「誰かを守ろうとする限り!」
「歴史は終わらない!!」
七人の声が重なる。
「未来へ進む!!」
真・天守神皇が剣を掲げる。
《最終奥義》
《真・未来守護大断!!》
八色の巨大な光が、
終焉皇オロチを包み込んだ。
オロチが叫ぶ。
《なぜだ!!》
《なぜ人は諦めない!!》
幸村が答える。
「未来があるからだ!!」
ズガァァァァァァン!!
八色の光が、
終焉皇オロチを貫いた――。
次回、最終話。
「未来へ――サムライジャー永遠に」
終焉皇オロチ、ついに決着!
銀星将神威の願い。
そして幸村たちが選ぶ未来とは――。
歴史を守る最後の戦いが、
ついに完結する!




