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天使と悪魔の語り  作者: Mr.X
第一編
4/8

第四回「壊された町」

第四回「壊された町」



 とある赤レンガの美しい町並みがありました。

古い建物ばかりですが、かつて城壁の中で作られたその都市は、円形の奇麗な形をしています。

美しい女はそんな町並みを高いビルの上から見下ろしていました。

「奇麗だわ。歴史あるものは、人間の奥深くにある郷愁の念を呼び起こすものね」

「確かに、ここからの眺めは・・・良いんだけどね」

青年は眼下の町並みに感嘆する女とは打って変わって、近代的な鉄筋の建物のガラスに手を置いて、小さくため息をつきました。

 眼下の美しい町並みは、そこからはとても遠い。

「あら。ここからの景色は美しく無い?」

女の問いに、青年は肩を竦めました。

「美しいとは思うんだ、だけどね」

「だけど?」

青年は女を見ながら、はっきりと言いました。

「レンガ造りの町並みのど真ん中に、こんなモダンな高層ビルが建っているのは、他の場所からじゃ見られた物じゃないよ」


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