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第十八章 情報 〜正しく情報を伝えることの困難さ、複雑さを知った〜 

 今回の試合は、8人制サッカー大会の模様である。いつもよりも選手が集まらず、当日朝のドタさん(土壇場参加)もいた。ドタバタにならねばいいが…。

 昨夜、せっかく作った試合出場分担が、朝になったら水の泡となって消えた…。


 朝起きたら、チームのジュークボックスへの参加表明者が1人増えていた。慌てて起き上がり、新たに考えようとしたが、時間がない。こういう時は、ボケた爺よりもAIに任せるに限る。早速、試合出場分担を作成した。これを作戦ボードに書き写し、説明すれば分かりやすい、と思いながらクルマを走らせた。

 駐車場事情を考え、東名高速を使って会場に向かった。その途中、ジャンパーの背中に「idaten」と書いたバイク集団に抜かれた。その時は、何か一句できそうだと思っただけだったが…。

 会場につき、早速、チームメイトに作戦ボードを見せた。「AIが作成」というのが不平不満を言わせない、言われない免罪符となるだろう、と思っていた。作戦ボードに各試合ごとに出る選手をアルファベットで書いて説明した。

 ここで一句

 言ってみて 書いて聞かせて 間違える


 試合が始まり、交替時間にピッチ外でウロウロしている選手がいた。試合が終わった後、その選手が、

「どう交替したらよいのか分からず、試合に出られなかった。AIだめだね。」

とぼやきながら私に言ってきた。不思議に思い、作戦ボードを見ると、その選手は元々この試合への出場はなし、だったのだ。ぼやきたいのは私である。

 試合後に聞いた話だが、対戦相手に高校時代のチームメイトがいて、私の昔を褒めていたらしい。あの男が私を褒めるとは思えず、驚いた。

 ここで一句

 褒め言葉 焼きが回って あいつから


 あの男が私を褒めるというのは、裏返せばそれだけ私に昔の面影が全くない、ということを意味すると気づくと情けない限りである。

 試合は、予選リーグが1勝1分で1位通過。私は最初の1本目で右MFを務めたが、左股関節痛が悪化したので、その後の試合からは、やむなくGKに回ることとなった。

 今章は、8人制サッカーのエピソードの前半戦。後半はGKとしての初体験と帰宅後の夕飯のエピソードである。

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