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第十二章 花粉とアマリリス 〜奏でるのは、オルゴールではなくラッパ?〜

 歳をとると花粉症が楽になってきた。だが、さすがに風の強い快晴の日は、猛烈に花粉が飛散しているのであろう。 鼻が詰まって仕方がない。

 今回のシニアサッカーは、市リーグ50代チームの人数合わせ応援で試合に出場した。

 場所はいつもの富士川河川敷ではなく、富士宮にある人工芝の立派なサッカー場である。試合を行う環境としては最適な環境である。ただし、その日は昨日までとは打って変わり、気温が低いだけではなく、風も強い悪コンディションであった。花粉もさぞかし舞っているだろう。

 着替えをしてグズグズしているとどんどん身体が冷えてしまうため、サッカーゴールの裏にあるアップスペースですぐに柔軟体操から始めた。寒くて風が強いとはいえ、真冬ではないので開始してから15分ほどで寒さを感じなくなり、少々汗ばんできた。が、少しずつ鼻が詰まってきた。

 試合開始。先発し、前半30分出場予定だ。マッチアップする相手の右MFは当然50代。サイドを任されているだけに、脚は速い。とにかく、無理にボールを取りに行くのではなく、ゴールに向かったドリブルをさせずに、タッチライン寄りにドリブルさせ、なおかつペースダウンさせることを優先してディフェンスをした。15分過ぎから、鼻が詰まりが酷くなるとともに、息も上がってきた。

 前半終了。お役御免なので、身体が冷えないうちに着替えを済ませ、グランドの隅でクールダウンのストレッチを入念に行った。

ここで一句

  息上がる 花粉のせいに する輩


 あくまでも自分の持久力がないことを、花粉のせいにしたいため、ベンチで花粉症で鼻が詰まり苦しいと盛んに言った。

 試合は、1対2で残念ながら敗戦。60代の応援出場が5名の状況で1点差なのだから「(おん)の字」であろう。

 帰宅後、風呂に入りながら汗を流し、身体、特に脚の筋肉を時間をかけてほぐした。髪を洗いシャワーで泡を流しながら……。

ここで一句 

 ひとり風呂 アマリリス奏で 手鼻かむ

 

 4月から令和8年度県リーグが開催される。まだまだネタは尽きそうにない。

 なぜか、手鼻をかんでいる内に、途中から鼻ラッパがアマリリスの曲に聞こえてきたので、「♪~アマリリス」と吹いた。

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