その幽霊は
下ネタはできるだけ控えます
今日はいよいよ入居日。俺は運ばれてきた荷物を出すのを後回しにして、布団と漫画、ラノベと生活するに辺り最低限のものを出して、布団の上に寝転んだ。
キッチンもIHでトイレも自動式。トイレに初めて入った時は、勝手に便座が開いて腰を抜かしたものだ。テレビも65インチ4K。しばらく天井の木目を見つめていた。
ここで人が死んだとは思えないほど普通の空気だ。足元に置いてある携帯を取って母親に連絡した。
「いいアパート見つけたよ。」
すぐスマホを閉じて、ラノベと漫画を4時間ほど昼過ぎまでハシゴした。
時計の針は2時の方向を指していた。
「飯めんどくさいな。」
これといって特別感はほとんどなかった。ただただ暇だった。少し日差しがベランダから入った時、どこかからか分からないが、ゴトンと少し何かが落ちたような音がした。少し重めのずっしりしたような。
「それはそうだよな。少しぐらい心霊現象が起きてもしょうがないよな。飯行こ。」
立ち上がって玄関までの廊下に入ると、何か小さいものがたっているのが見えた。
近づいてみると、日本人形だった。俺は重度のホラー好きだったからこうゆうシュチュエーションは想像していたが本当に起こるとは。まあこの事故物件を買った理由も、正直好奇心だ。途端に空気が重くなったのが肌で感じれた。映画とかお化け屋敷とかとは比にならない。今までで行ったお化け屋敷よりも、今の人形がたっているこの状況の方が怖かった。
恐る恐る1歩を踏み出すともう一段階空気レベルが上がった。同時に初めて感じるような感覚にかられた。多分殺気だろう。これ以上行ったら、
『死ぬ』
脳と体は理解したが、まだ俺の好奇心は死んではいなかった。もっと近づいたら、、と。
もう一歩踏み込むと目の前が真っ暗になった。
「やべやべやべやbりぇうやbりゃべ。」
ほんとに死ぬんだと驚くと同時に、読みかけのラノベとホラー映画があることを思い出して。泣けないが泣くほど悔やんだ。
長い昼寝をしてたような感じだ。目をぱちぱちと瞬きを挟みながら開けると、ベランダから見える空は夜になる準備をしていた。自分の手に目を移してぐーぱぐーぱーした。
「死んでない...?死んでない........生きてる生きてる!!!???や、やったー!!万歳ーー!!バンザイー!!」
夕飯も食わぬまま、ダラダラと時間を過ごして、気づけば深夜になっていた。ふと心霊系の動画を思い出した。
「丑三つ時か.....。」
2時から2時半にかけての、草木も寝静まる、幽霊が1番でやすい時間帯だ。俺の好奇心はまたもやくすぐられた。
2時ちょうどホラー映画の続きを再生した。
「ここか???ううううわお!!」
流石受賞されただけある。全く先が読めない。
「ねえ...ね...ぇ」
「お母さん少し待ってくれ今いいとこだ。」
ここ実家じゃないよな。あれじゃああ今のは??首を曲げてみると、案の定、白く薄い着物に身を包んだ女性がたっていた。終わった。その姿はいい感じの足に引き締まった腹、こぼれ落ちそうな爆...乳???だが顔が見えない。暗くて。
女は腰を曲げて上半身を俺の方に下げた。顔はSっ気のあるジト目に、ボサボサのショートに三つ編みつき。最上級美女だああああ!!?だが見た目だけではわからない。
急に顔の前手をだしてパーにして、指を少し折り曲げて口を開いた。
「ばあ」
意外と大人びた声で、ニッと右の口角を悪そうにあげた。
同時にに乳がぷるっと揺れた。
「ど、、、どうゆう事だよ!?」
アドバイス誤字脱字等々教えてくれると嬉しいです!




