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お金で殴る彼氏と普通の私  作者: ロミ


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8/9

コスモス畑(番外編)

とても短いです。番外編です。

 


「綺麗。コスモスって漢字で秋の桜って書くんだよね。ぴったりだね」


 今日は、木下デジン(私の彼氏)と、コスモス畑にピクニックに来ている。

 もちろん、お弁当は彼の手作り。これがめっちゃ旨い。ほっぺたが落ちそうになる。


 このお弁当が食べれるなら、一生そばにいたいぐらい胃袋をつかまれた。


「本当だね。今が満開だ。丁度いい時期にこれて良かった」


 上を見上げると、澄み切った青空、コスモスのピンク色とのコントラストが見事。


「あ、飛行機が飛んでる。私、飛行機に乗ったことがないんだよね」


「じゃあ、今度、機会があったら乗ろう」


「そうだね。楽しみ」


 青い空に、飛行機雲が一直線に伸びた。






 ◇◇◇





「あ~。あの時の私を殴りたい」


「ジー、ジー、離陸します」



 彼に誘われ、ヘリコプターに乗ったのがいけなかった。

 始めは遊覧飛行だと思ったのだ。でも、どんどん遠ざかる陸。

 見渡す限り海、海、海。

 彼が、お金を使うときは何かある。


 わかっていたのに、私のバカ。


 到着したのは〇メリカの航空母艦。海の上に浮く滑走路だ。


 航空母艦の上には、何台もの戦闘機が整列している。


「まさか、違うよね」


「飛行機に乗った事ないって言ってたよね。〇メリカ海軍とも取引があって、頼んだら二つ返事で『YES』だって、じゃあ行こう」


「これ、飛行機じゃなくて、戦闘機」


「戦闘機の方が早いし、Gがかかって面白い」


「・・・・。」


 〇メリカの空軍の軍人さんから、ヘルメットを受け取り、いざ戦闘機へ








「あああああああああああ!ガクン」

 凄いスピード、Gと共に意識が強制的に刈り取られた。


 目を開けると、戦闘機の中。


「あああああああああああ!わあ~あ~あ~あ~」

 戦闘機が、くるくる回っている。私の目も回っている。


 また、目を開けると、戦闘機の中。


「ああああああああああああ!ぎゃあ~~が~~」

 戦闘機が真っ逆さまに落ちていく。


 また、目を開けると、戦闘機の中。


「悪夢。もう帰りたい」

 上なのか下なのかわからない。太陽がすごい勢いで通り過ぎていく。




 地上に降り立つと、木下デジンが私ににこやかに手を振る。

 すでに、私は神の悟りを開いた、ハイスペックな彼と付き合うためには犠牲はつきものだと…。










挿絵(By みてみん)

白河・DG・夜舟様より頂きました

戦闘機体験


次の番外編で終了です。

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― 新着の感想 ―
 ロミさん、こんにちは。 「お金で殴る彼氏と普通の私 コスモス畑(番外編)」拝読致しました。  ただ、ただ、飛行機に乗りたいといっただけなのに……  ヘリか。それは飛行機じゃないよね。  違っ…
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