コスモス畑(番外編)
とても短いです。番外編です。
「綺麗。コスモスって漢字で秋の桜って書くんだよね。ぴったりだね」
今日は、木下デジン(私の彼氏)と、コスモス畑にピクニックに来ている。
もちろん、お弁当は彼の手作り。これがめっちゃ旨い。ほっぺたが落ちそうになる。
このお弁当が食べれるなら、一生そばにいたいぐらい胃袋をつかまれた。
「本当だね。今が満開だ。丁度いい時期にこれて良かった」
上を見上げると、澄み切った青空、コスモスのピンク色とのコントラストが見事。
「あ、飛行機が飛んでる。私、飛行機に乗ったことがないんだよね」
「じゃあ、今度、機会があったら乗ろう」
「そうだね。楽しみ」
青い空に、飛行機雲が一直線に伸びた。
◇◇◇
「あ~。あの時の私を殴りたい」
「ジー、ジー、離陸します」
彼に誘われ、ヘリコプターに乗ったのがいけなかった。
始めは遊覧飛行だと思ったのだ。でも、どんどん遠ざかる陸。
見渡す限り海、海、海。
彼が、お金を使うときは何かある。
わかっていたのに、私のバカ。
到着したのは〇メリカの航空母艦。海の上に浮く滑走路だ。
航空母艦の上には、何台もの戦闘機が整列している。
「まさか、違うよね」
「飛行機に乗った事ないって言ってたよね。〇メリカ海軍とも取引があって、頼んだら二つ返事で『YES』だって、じゃあ行こう」
「これ、飛行機じゃなくて、戦闘機」
「戦闘機の方が早いし、Gがかかって面白い」
「・・・・。」
〇メリカの空軍の軍人さんから、ヘルメットを受け取り、いざ戦闘機へ
「あああああああああああ!ガクン」
凄いスピード、Gと共に意識が強制的に刈り取られた。
目を開けると、戦闘機の中。
「あああああああああああ!わあ~あ~あ~あ~」
戦闘機が、くるくる回っている。私の目も回っている。
また、目を開けると、戦闘機の中。
「ああああああああああああ!ぎゃあ~~が~~」
戦闘機が真っ逆さまに落ちていく。
また、目を開けると、戦闘機の中。
「悪夢。もう帰りたい」
上なのか下なのかわからない。太陽がすごい勢いで通り過ぎていく。
地上に降り立つと、木下デジンが私ににこやかに手を振る。
すでに、私は神の悟りを開いた、ハイスペックな彼と付き合うためには犠牲はつきものだと…。
白河・DG・夜舟様より頂きました
戦闘機体験
次の番外編で終了です。




