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3、色彩が変わる
そうして私は図書室へと連れて行かれ、更に個室へと。
ふたりきりになりドキドキしたままの私の前で、美しいシャルロッテ様が小さく呪文を口にした。
まだ魔術と教養のレベルが足りない私には、その呪文の意味が分からない。
ただその間もずっと私の腕は捕まれたまま。掴まれていない腕で何度も目を拭うが、何度見てもシャルロッテ様の横には『サイラス/男』の文字が浮かんでいる。
これはもしや…危機なのでは?とようやく警戒を覚えるが時すでに遅し。
再び何やら呪文を口したシャルロッテ様は、あっさりとその色彩を変えた。
緩やかな金色の髪は、真っ直ぐに伸びた艶やかな漆黒に。
晴れた空のような瞳は、濃い瑠璃色に。
しかも見上げた先には喉仏さえ見える。
これは男。どう見ても男。
つまりは『サイラス/男』ってことだ。
……ってどういうこと?




