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ダメージ?そんなのくらってなんぼでしょう~HP極振りの行くVRMMO~  作者: まあ
第二の街イルン

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VSゴーレムの魔王

 魔王のみがヒートアップして、部下は状況についていけないという状況で始まった戦い。


 終わってる。


「・・・エ?ブカヲコロシタ?」


 いい加減戻ってこいよ、なんのための部下なんだ。


 というか、魔王の態度から何となく察せよ。


「オノレ!」


 と、そんなに感情的にならなくてもいいじゃないか。


 せっかく最初の方は知性的な印象を受けたのに、台無しだろ。


 しかも攻撃がおっそいし。


 AGIがほぼないプレイヤーに避けられる程度ってどうなんだよ。


 確かに攻撃されたらひとたまりもないだろうが、歩法を使えばもっと簡単に避けれるし。


 とはいえ、どこかで攻撃は受けなければならない。


 あの爆発を耐え抜くほどの防御力があるだろうから、【蓄積されしレーザー】もどうせ効かない。


 反射ダメージでダメージを与えないと、どうせ防御力に阻まれてダメージを与えられない。


 他の奴らが参戦してくる前に詳細を確認しておくか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

モンスター名:オリハルコンゴーレム

HP:15,000/15,000

説明:ゴーレム種の魔王の中の1匹。強靭な素材であるオリハルコンを基に作られており、圧倒的な防御力を誇るため過去討伐されたことはない。

一度洗脳に成功しているが、それは友好的だったため。敵対的だと洗脳すらできないので、一度現れると気が済むまで全てが壊される。

ただし、防御力を得た代わりに移動は遅いため、一対一だとかなり有利に戦うことが可能。

部下を作る性能に長けており、放置していると一国が裕に滅ぼされる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 おぅ、説明が過去一長い。


 しかもHP高すぎだろ。


 この洞窟に入った状態の俺だったら絶対に勝てなかったぞ。


 反射率がなぜか二倍になったから、今めっちゃ余裕こいてるけど最初から出会ってたら勝てなかった。


 つくづく運がいい。


 そんで過去に一度洗脳に成功してるって何だよ、なんか歴史長そうだぞこいつ。


 最初は人間に友好的なのに、人間が裏切ったってことだろ?人間醜すぎるな。


 こういうのってありがちだとは思うけど、この目で見ることになるとは。


 それが原因で人間を恨んでるってことだろ?


 なんか可哀想に見えてきたなこの魔王。


「チョウホンニン・・・ハッ、マ、マサカ!?」


 そんでお前らはいつまでその状態でいるんだよ。


 魔王が俺に殴りかかってきてるのにお前らがフリーズしてるの意味わからんだろ。


「「「オマエガ、バクハツノ!?」」」


 やっと気づいたか。


 お前らがぼーっとしているうちに、魔王が俺に翻弄されてさらにイライラを募らせてるぞ。


 まあ、命令を出さない魔王も魔王だが。


 飲み込みがあまりにも遅すぎる。


「オノレ、ブカノカタキ!」


 と、早速戦士のようなゴーレムが俺に突っ込んでくる。


 速い。


 魔王と比べるのも烏滸がましいほど。


 ———避けられない。


 俺はそのゴーレムの拳を鳩尾で受けた。


「ごへっ」


 声にならない声を漏らしながら、俺は吹き飛ばされる。


「げほっ、げほっ、がはっ」


 痛みの設定を0にしているから痛みは感じないがかなり気持ち悪い。というか、息ができない。


 吐かなかっただけ褒めてほしい。


 こういうので『大丈夫、急所は避けた・・・!』みたいなことをいう人がいるが、絶対に俺にはできる気がしない。


 もろ急所だし。


「マダマダァ!」


 しかし、体制が整うのを待ってくれるほどゴーレムは優しくない。


 当然、追撃を入れるために突っ込んでくる。


「ごぺっ、うぐっ、げはっ」


 俺は声を出す暇もなく、顔に連打を入れられる。


 グロい。


 何度も視界が揺れるから普通に酔うし。


 ガン!


 なすすべもなく攻撃を受けていると、横に吹き飛ばされて一度連打は終わった。


 残りHPは3000ほど。魔王分は残しておきたいからこれ以上の追撃は避けたい。


「・・・ナゼシナナイ?」

「俺は特殊な体つきをしていてな、それよりお前は大丈夫なのか?」

「ハ?オレ?ゼッコウチョ・・・」


 ドガアァァン!


 絶好調だ。


 そう言おうとしていたのだろうが、途中で体が爆発することによって声は遮られた。


 うわ、結構強い爆発だな。


 スキルの説明欄にも相手の強さによって爆発の大きさやダメージが変わると書いてあったが、初めて見ることができた。


「ナ!?」


 突然仲間が死亡したことにびっくりしたのか、魔法を準備していたゴーレムの体が止まる。


 と、そこに猛スピードで遅いかかる影が一つ。


「良くないですね、戦闘中によそ見とは」


 そう、我らのアルベリオンだ。


 ・・・ん?我らのアルベリオン?


「なっ、お前いつの間にアイテムボックスから出てきたんだ?」

「ついさっきですよ。ジン様が殴られている姿は見てられなかったです」


 えぇ・・・。


 なあ、運営。やっぱりゴーレムの意思で俺のアイテムボックスから出るの直さないか?


 え?仕様だって?


 そこを何とか。


 え?そっちの方が面白いだろ、って?


 くそう、舐めてやがる。


「それはそうと、私はゴーレムの部下をやります。ジン様はそっちのでかい方を」

「・・・分かった。事情は後で聞かせてもらう」


「・・・ハナシハ、オワッタカ?」

「あぁ、こっからは本気で行かせてもらう」


 と、話が終わるまで待っていてくれたようだ。ありがたい。


 部下はアルベリオンが何とかしてくれると信じて俺はこいつを全てを使って倒すか。

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