前へ目次 次へ PR 36/100 第36話 「殿下、あなた様の恋バナが聞けるのですね?」 「いいえ、とんでもない。私の親友のことです。すごく悩んでいてですね……」 ケイティはふむふむと相づちを打ちながら艦長の椅子にふんぞり返り、どこか遠くを眺め、どこぞの公園よりも広いブリッジで自由を楽しんでいた。ディスプレイには隕石群が通過する映像が流れ、それをかわす本艦という状況が表示されている。危険よりも興味に目をむけるのが彼女だ。大事故が起きかねない状況下ではあったが、なんとか打破したクルー達を称える気はないらしい。