前へ目次 次へ PR 3/100 第3話 泣く泣く別れた王妃の悲しみ用と言ったら自身の腕を切り落とされたほどだった。艦艇は前方からふりそそぐ隕石の間を縫うように進みながら宇宙遊泳を満喫している。 「操縦士、ミステイクはなしよ」 「はい、ケイティ様。ちなみに私はラルと申します」 「はいでしょう? アンサーは」 「そ、その通りです」 なかなか名前を覚えてもらえない操縦士の一人、ラル。穴居生活を始めたかのようにどんよりとしたムードが背中から横溢し、周囲のテンションをだだ下がりにする。