前へ目次 次へ 2/100 第2話 目を細め長身痩躯の体をわずかに折り曲げてケイティを見て、腹の底が読めない、どこか威圧感すら微かに、ピリッと周囲に餅投げのように振りまいた。彼は星を出たとき、なぜか、ケイティに付き従ってでできた。王族の身分でありながらも。国王はじめ、大臣たちにも反対されたが王位継承権争いに巻き込まれたくないという理由で声を大にして言い納得を得た。王妃はかなりしぶったらしい。「なんで?」と。 だがその答えは「言えない」とメンクロスは返した。