表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法陣の向こう〜呪いの魔女グレイシアの物語〜  作者: サンガツワサコ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/24

20

変化に初めに気がついたのは、シュドリウス王だ。


魔法爵が返上されてから五年。

塔の天辺に輝く魔力の光が、その色が変わった。

すなわち、魔法陣の魔力が変わったのだ。


それは王国の守護に影響するような変化ではない。

王国の大半の人は気が付かない程度の変化だ。


王に呼び出されて、メリッサとポリアンナが王宮の地下を訪れた。


静かに魔力を湛えている魔法陣。


気づかないレベルの、小さな喪失。


「グレイシアは?」


静かな問いに、メリッサが応える。


「ご無事です」


「解呪したということか」


ポリアンナが目を閉じる。


「陛下。あれは、呪いではありませんでした」


どう言う事だ、と問うような視線に応じる。


「祝福です。彼女への、そして、王国への」


「王国へ?」


ポリアンナは柱の魔法陣に触れる。


「ヴィンセント様はご自分のいなくなった後の守護を、グレイシア様に託されたのです」


「…だから」

シュドリウスが呟く。


「だから、彼女は王国に仕え続けたのでしょう」


変わらずに。


ヴィンセントの願いそのままに。


ヴィンセントは、

間違いなく、この国の王だった。


あと一話で終了となります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ