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現代神話のエルカヴァリア  作者: 白卯兎 健太
日本編
29/44

ミッション8「玄界灘海上施設接収」

《今回のミッションは玄界灘の北西に位置する海上施設の制圧が目標となります。ここではEUN極東支部や中華支部の重要拠点であり、新型兵器の試験場にもなっている場所です。守備隊の排除、新型兵器と思われるものは優先的に破壊してください。なお、当ミッション終了後にはEUNの情報収集を行いますので、なるべく施設の被害を抑えて任務を遂行してください》





*********





~ミッションエリア:福岡市北西海上施設~


《このミッションが終わったら日本が完全にホープの勢力圏になるんだよな!》

《ここまで長かったような短かったような………》

《EUNが援軍をよこす可能性も高くない。前回よりは楽そうだな。今回だけはBSあいつらに感謝してやるよ》

《だからって油断はするなよソランジュ。気を抜いていいのは戦争が終わってからだ》

《ちぇ……ミッションが終わってからじゃねーのかよ……》

《刺客がどこにいるかもわからないからね……》

《さあ、もうすぐ作戦開始だ。おしゃべりはそこまでにね》

《別にいいじゃん。こうやって喋ったほうが集中力上がるぜ?いやマジで!》

《それお前が喋りたいだけだろ………》


 なんだかんだ言っておしゃべりは続いた。おい、セシル様の命令は無視していいのか?……と思ってたけど、セシルもあきらめたように何も言ってこなかった。


《時間です。作戦開始》


 ソフィアさんの一言で一気に海上施設に上陸した。地上や上空の敵はセシル、セド、ソランジュに任せ、俺とレオンの二人で水中の敵を掃討する。そういえば、レオンと組むのは今回は初めてかな?あとセドはまだ組んでなかったはず。


 ECMはない。うん、前回の琵琶湖のミッションよりも大丈夫かな?油断しないようにしないといけないが、腕が向上した今、油断しそうで怖いんだが……。その気がなくとも、慢心なんてするもんなのかね……?


《天はあっち、俺はそっちで殺るから》

「うん?どっち?」

『あっちだとか言ってちゃ分からないでしょーが!』

《うるさいぞ幼女》

『誰が幼女よこのクソガキ!!!』

「はいはい!君たち今ミッション中だし、けんかは後回し」


 まったく、この二人はいつもケンカしているな……子供か!せめてミッションの時ぐらいは仲良くとは言わないけど、けんかはやめてほしいな。


《天は南の敵をよろしく………。あとついでに同乗してるゴーストも黙らせたらなおいい》

『誰がゴーストよ!あんたの喋り方こそゴーストにふさわしいんじゃないの!!!フン!』

「はいはい」


 というわけで南部の敵機を駆逐することになった。相変わらず海は濁っているので魔波で行動。次々と雑魚敵を蹴散らして………


ドドドドドド~ン!!!


 ちょっと待って、一斉放射はマジでやめて!

 AFを展開し、ダメージを軽減させる。AFがなければもうこの時点でシャレになんなかったよ。


『あの魚形、ゴキブリみたいね!』

「そりゃ、水中だからね……あともうちょいとましな例え方はなかったのか……?」


 さすがに水中戦ではスピードが違うのでどうにもできない。とりあえず遅いほうから駆逐していこう。

 敵の攻撃を華麗によけて……ちょっと当たりながら、鈍い魚形にズパァっと真っ二つに叩き切る。最初は何発か魚雷を使ってたんだけど……鈍いんだから俺みたいな白兵戦が下手くそでも当てられるよね。

 ゴキブリ並みにすばしっこい魚形は全方向からこちらに接近してきて魚雷を一斉射、すぐ真上を通過する。うざすぎる!


『ねえ天!あいつらうざすぎるわ!どうにかして!』

「まずはあの鈍いやつを駆逐してからだな!うざいのは俺も同意」


 は~ぁ……。せっかく異世界に来て、いきなりひどい目にあいながらもチートの力を手に入れたのに、ロボットが主役のこの世界じゃ無双できない……。仮に無双できても雑魚限定じゃね……。ゲームや物語的につまらないかもだけど……やっぱ実際にチートやってみると一体どれだけの安心感があるのやら……。

 のろい奴らを一掃したら、次はイワシみたいにすばしっこい奴らも倒す。こちらは地道に倒すしかない。向かってくる奴のうち、ターゲット一機を決めてスイッチ!

 装甲がもろいため、魚雷一撃でノックアウト!これを何度も繰り返す。

 無事水中の雑魚敵を撃破した。


ダメージポイント・・・36%


 4割近くまで!?意外と削られたな……。


《!?なんだ……こいつは……!?》

「?」

『セシル君?何が起こったの?』


 どうやら地上で何か起こっているようだ。ミランダか?とりあえず地上に出る。


『……ねえ天……あれ何?』

「ただの……戦闘機じゃないのか?」


 所謂、黒い大型戦闘機だが……ウイングの部分から白い炎が炎上している。白い炎はどこか神聖さすら感じるが……。なんだあれ……


《あれは新型か……?》

《該当データはありません。新型で間違いないものかと……》


 新型兵器か……厄介そうだな。しかし、ウイング燃えているけど大丈夫か、あれ?


《みんな……来るぞ!》


 新型兵器は俺たちに向かって急接近してきた。速い!?新型兵器はレーザーを放ち、セドリック機に当てた。


《うおゎ!全然躱せねえ!!!》

『な、何あの変態加速!?』

「コクピット思いっきり狙ってなかったか……怖!」


 とっさの反応力で、セド機は直撃を免れたものの、致命的なダメージを受けてしまった。俺だったらコクピットごとぶち抜かれて死んでいただろう。しかも速い!

 マジでビビるわ……。なんだこいつは……!?こんなやつが今まで近くの基地に潜んでいたのか!?その性能は従来のエルカヴァリアを上回っている。冷や汗が流れる。


――フッ


 頭が急にクリアになった。覚醒。


『覚醒キター!ささ、あいつを早く殺っちゃって!』

「ああ、回避以外は任せて」


 この状態なら当てることができる。以前のミランダから究極の一撃を浴びせることができた。マナ付きスナイパーで一撃を浴びせる。


バァン!

キィン!


 おい、マナ付きが一切効いてないぞ?どういうことだ?俺の一撃はあっけなく相手のAFに弾かれた。どうやらAFも従来と比べ、強化されているらしい。でも一瞬ひびが入った……ような気がする。とりあえずよけながら作戦会議。


『なんで効いてないの!?』

《AFが固いのか……なあ、一斉射撃で破壊することしかないのか?》

《そもそも当たるか?あんな速い奴………》

《ミランダより3倍速えーな?白いけど》

《さすがに3倍も速くはないよ、アニメの見過ぎ……。でもFCSじゃ限界がある。あいつがこちらに向かってくる……そのタイミングならうまくいけば、ある程度当たることができるが……》

「じゃあ、それでいくしかないか……」


 三倍速いってこの世界でもガ〇ダムなんかあるのかな。偽地球のガン〇ム見てみたいな。

 よし、作戦再開。とりあえずみんな一か所に集まって敵機がこちらへ急接近したらもっとも攻撃力の高い武器で当てる。集中砲火だ。一回目


バァン!

ドドドドドドドドド!!!

ダダダダダダダ!!!


 一斉攻撃したが、ちょっとタイミングは遅れた。レーザーはAFで防ぐ。あのレーザー……一発の火力は意外とそれほどでもないが、連射力が高い。マシンガンのようにピピピピピー!って……あの武器ほしいな。アサルトレーザーっていうの?AFを破壊するには優秀な武器かもしれん。それにロマンがある。


《あのレーザーやばいな……。連射性能が高い。幸い分散してくれたが、集中砲火されたらだれか死んでたかも……》

《じゃあ、どうすんの!?やめたほうがいい?それとも……》

《なあみんな、ちょっと聞いてくれないか?あいつってアルファなのかな?それともAI?ドローンならもしかしたら……》

「方法があるならセシルに任せる。俺たちも協力させてくれ」

《リーダー。施設に被害を与えてしまうことになるが、かまわないだろうか?》

《……許可しよう。もはやこの際、手段を選んでいられない。お前たちを失うわけにはいかんからな》

《大丈夫、なるべく被害を抑えるよ。アイツのスピードを落とすだけで十分だ》


 セシルが作戦の概要を話す。まず、あいつはどうやら行動パターンらしきものがあるようで、ドローンの可能性が高いということ。そこでセシルお得意の対ドローン用ハッキングを使って反応を窺う。うまく乗っ取ることができれば一番いいが、耐ウイルス用のプログラムが完璧であれば反応拒絶。このどちらかの反応もなければ有人機である。まあいずれにせよ、ドローンかどうかわかればいい。ドローンでなければ弾切れまで粘るしかない。この場合は仕方ない。ドローンであれば、今の技術じゃAIの行動パターンは単純だから割と余裕だろう。うまく敵機を誘導させて海上施設の細長い柱のようなもの(表向きは灯台らしい)にぶつける。ぶつけたら隙ができるかもしれないので、そこを集中砲火というわけだ。


 というわけで、ミッション再開


『うまくいくかしら……』

「もうやるしかないからな。ダメだったら粘るしかない」

『そうね、セシル君を信じるわ』

「俺たちも信じてくれよ」


 ところであいつのアサルトレーザー(仮)……なんでいっつも散らばるんだろう。散らばなければ狂武器なのに……速過ぎてこうなってしまうのか?


 セシルがハッキングを仕掛けた。ハッキングを仕掛ける間、無防備状態になる。囮は俺たちがやる。帰ってきたのは“反応拒絶”つまりドローンだった。

 ドローンはターゲットを中心に八の字に動く。大丈夫かな?

 ターゲット役をやるのはセシル。ドローンが通るであろうルートを計算して……常時炎上の翼を灯台にぶつけた。


ドゴオオオオオン!!!!!


 バランスを崩し、地上に落ちる。機体は地上に火花を散らし、引きずりながら再び上空に上がるが、バランスが終わっているうえに、スピードが遅くなった。灯台は根元から折れて海に倒れていった。すっげえ水しぶき。思いっきりかかってしまった。

 ぼろぼろの新型機に一斉射撃。AFを展開してくる。めちゃくちゃ硬いがやがてひびが入り、ひびが割れて機体に直撃し、機体は爆発した。


《熱源の反応は消滅しました。作戦終了です。お疲れさまでした》

《お疲れだった。あとは我々の仕事だ。ゆっくり休め》

《終わったあ!!!よっしゃ!》

《今日はちょっと疲れたな……》

《無事終わって何よりだな………》

『そうねやっぱセシル君は頼りになるわね!』

《それと比べ、某精霊ときたら………》

『はあ?何よ糞レオン!!!』

「まあまあまあ……」

《しかし、あの機体はいったい……》


 ほんと……なんだったんだろうな、あのとんでもない機体は……。今後ああいうやつらも出てくるだろうし、ヴァリアントも強くなっていくし、もう頭が痛くなる……。






*********

~イヴペディア~

今回の敵

*屋島・・・貝の形をしたやつ。今回はECMを搭載していなかった。実は一機だけ、次世代機のプロトタイプ的な奴が紛れているという無駄に細かい設定。まあ、レオンが戦ったけど。魚雷、対空魚雷(プロトタイプ)水中用Mライフル(プロトタイプ)を装備。

*鳴門・・・すばしっこいゴキブリのようなドローン。しかも削られる上に群れてるからちょっと厄介。

超小型魚雷を装備。「なると」

*春惜月・・・いつものル〇バドローン。天は戦いません。マシンガンやミサイルを装備。

*雪消月・・・ドローン。天は戦いません。マシンガンやミサイルを装備。

*DSK-アテナ・・・超高性能新型ドローン。今回のボスで、エルカヴァリアより性能が高い。常にウイングが炎上しているが、ああいうものらしい。のちにDSKシリーズと呼ばれたり、ファンタズマシリーズと呼ばれたりする真神器。アサルトレーザー、Mレーザー。アサルトレーザーばらけるからあまり使えない。

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