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現代神話のエルカヴァリア  作者: 白卯兎 健太
日本編
23/44

ミッション6「大阪拠点占拠」

《今回のミッションは大阪府にあるEUN極東支部の海上拠点の襲撃です。第一ゲートから第五ゲートの開閉作業はこちらから操作しますので、拠点内に侵入後、防衛システムの無力化のほかに、敵機を全機撃破してください。また、施設の被害についてもなるべく最小限に抑えてください》



*********

~ミッションエリア:EUN大阪海上拠点~


 ついにEUN掃討作戦に入った。EUNの捕虜だった人も、この作戦の戦力になってくれている。また一部が対BSのミッションを行ってくれている。それにしてもEUNの兵士がやすやすと簡単に寝返ってくれるなんてよっぽどひどい扱いを受けたんだなと思う。それも一般兵士が。聞けば、待遇がめちゃめちゃひどいらしい。特に給与面。それだけでなく、札幌のテロの件に関してもやはりEUNが関わっていたことを知らなかったらしく、EUNにはもはや失望と怒りしか残っていないのだとか。


《ただいま大阪海上拠点から、救援信号が発信されています。増援の可能性があります。十分に注意してください》

《大丈夫だぜソフィアちゃん!そんな奴らなんか俺が一思いにぶっ飛ばしてやるからな!》

《セド、せいぜい足元をすくわれんようにな………》

《分かってるって!本当にレオンは心配性だなぁ!》

《さ、おしゃべりはここまでだ。それでは作戦行動を開始する》


 セシルの合図でミッション開始!


 飛行型の戦闘機と砲台を俺は狙っていく。ドローンが多いし、セシルがハッキングを仕掛けて無力化する。一般兵器もスナイパーの俺には攻撃が届きにくいので、撃ち放題……て、こっちに向かってきた!


『天!』

「分かってるって!」


 近づいてくる群れをミサイルで連射し、一網打尽!撃ち漏らしはスナイパーできっちり処理!まあ、結構撃ち漏らしてたけどって危ね!


『ちょっとかすったんじゃない?』

「クソ……後ろから狙い撃ちとは卑怯な奴だ。どんな顔してるんだろ?」

『まあ、私たちがそれを言う資格なんてないわね(苦笑)』


 背後から攻撃された。水中の敵ってうざいよな……。

 とりあえず仲間を読んで、水中の敵を殲滅してもらった。俺は今回、魚雷持ってきてないからな……

 地上の敵を全滅。これから施設内部に侵入し制圧を図る。第五ゲートの前に待機する。ゲート付近に熱源を感知。ゲートはロックされているが、強引に解除する。


《ゲートロックを解除します》


ゲートが開かれた瞬間――


ドゴオオオン!!!


 俺らはいきなりグレネードをぶっ放した。えげつない……

ゲート前に待機していた兵器はこれで一掃された。なんかアーマー〇コアみたいだ。しかし爆風がやばいな。機体越しにやばさを感じる。


『本当に汚い戦い方ね……しょうがないけど(笑)』

「むしろ賢いやり方って言ってほしいな。俺はプライドなんてねーし、生き残るためならなんだってするよ。そもそも正々堂々なんて状況はやってこないと思うけど」

『“汚いのは恥だが役に立つ”ってドラマを思い出したわ』

「え!?」


 何そのいかにもアレなパチモンは!?まあ、そんなことは置いといて……


 施設内部に侵入し、敵機を次々破壊する。途中エルクもいたが、俺の腕前もだいぶ上がってきたし、俺がわざわざ覚醒するまでもない(覚醒できないっていうのもあるが……)。


《よし、ハッキング完了!これで自爆される恐れはなくなった》

《こちらソランジュ、D-2ポイントの制圧を完了、地上に戻る》

《こちらセドリック、同じくD-3ポイント制圧完了!》


「『はやっ!?』」


 ちょっと皆さん、仕事早すぎやしませんかね……。俺らもなるべく急いで施設の制圧をする。


「ふう……D-5ポイント制圧完了……あ、あとこれよろしく」


 俺は味方に弾切れグレネードランチャーを渡す。そして途中で見つけた格納庫からとってきた魚雷を装備して地上に戻る。残りの魚雷も全部回収していく。


《これで全ポイント制圧を完了しました。広島方面から敵機接近中。地上に戻って迎撃してください》


 よし、すぐさま俺たちは地上に戻る。しかし、日本最大拠点なのに戦力はそれほど大したことはなかったな。陽動?ま、今は何もはっきりしないし、そこら辺はリーダーとソフィアさんに任せとこ。


 施設の外に出た俺たちは敵が来るのを待つ。しばらくすると、機影が見えた。母艦だ。


《ガニメデが一隻です。敵母艦の攻撃に注意してください》

《またガニメデか……うぜえな》

《こういうこともあろうかと思ってグレネード積んできて正解だったな!》

《グレネードとペイント弾がありゃあ母艦といえども余裕だな》

《まだ中に誰がいるのかわからないよ。ミランダが来るかもしれない》

《またあいつか……それなら天が返り討ちするぜ!》

「俺頼みかよ!?こっちは覚醒条件なんてまだわかっていないのに……」

《明ちゃんならもう見当がついているのかもしれないな………》

《まあ、居ない者のことを考えてもどうしようもない。そもそもあいつ敵だし。今は目の前のことだ》


 ガニメデは水中に大量の兵器を投下してきた。ミランダは……いないな!


「ほらみんな、魚雷たくさん持って来たぜ」

《なんでこんなに魚雷があるんだよ!?まあいいか、さあ、早く雑魚倒してガニメデも落とそうぜ》

《いや、先にガニメデを潰すか。以前のように施設に特攻されて、作戦がパーになったらたまらんよ》

《よし!天、頼んだぜ!》

『天、ここであいつを倒したら今ミッションのMVPはあんたよ!』

「MVPか!よし、もちろん狙ってみるぜ!」

《水中の雑魚は俺たちに任せろ………》

《動力部の位置情報を送信します》


 お互い役割を確認し、作戦開始。

今回は俺を含めてもスナイパーが3人いる。ただ二人ともノーマルで初心者なので俺は引っ張る形となる。


 多くの味方機が水中戦を展開。俺たちは母艦のエンジンに向けて狙撃をしていく。

 母艦はグレネードや大型ミサイルを撃ってきた。


『みんな、来るわよ!』


 俺たちはバリアを展開しながら、攻撃を次々とよけていく。まあ、グレ一発にミサイルが四発撃たれただけなんでよけるのは案外難しくはない。


ドゴオオオオオン!!!!!


「うわ!?爆風が……!」

『すっごい衝撃……』


 相変わらずの破壊力。二人もぎりぎりよけきったような感じで、ちょっとやばいかも。母艦がこちらに向かってきている。さらに母艦から蜘蛛形の兵器が動力部に移動し、赤い魔法陣のバリアを張る。スナイパーライフルを打ちまくるものの、効いていない。


「!?あいつらのバリアはどうなってんだ!?」

『スナイパーが効いてない!?普通の兵器エルクのバリアとは違うわね……EUNの新兵器なの!?』

「あのバリアどうやって破ればいいんだ?マナ付でもなぜか効かねーんだけど……」

『しかも常時展開してるから、マナが切れるまでしのぎ切るしかないわね……』

「うそ?」


 まじかよ、最悪……。母艦はこちらに向かいながら激しい攻撃を浴びせる。本当は早く倒しておきたいのにうまくいかない……。ラノベではこういう時こそ主人公が覚醒して……ところでこの世界でラノベ書くとしたら主人公って誰だろ?たぶん俺はやることがいちいちしょぼいし、汚いから脇役タイプだよなあ……。ていうか、そもそも主人公が覚醒してもエルクが戦うわけだから、それほど期待はできないっていうね……。


「あんまりもたもたしてるとこっちが不利になるだけだ。グレでも何でもいいから、とりあえずがら空きのところを狙い撃つぞ……」

『砲台のところ?』

「そうだ。グレの爆風であの蜘蛛ごと吹き飛ばす!」

『けどグレネード味方機に渡したままなんだけど……しかも弾切れだったし』

「あ、しまった……すっかり忘れていたよ……」

『あんたやっぱり抜けているわね……ていうか抜けすぎだわ!このまま髪の毛も抜けすぎて禿げてくるんじゃない?(笑)』

「おいやめろよ……冗談抜きでそうなりそうじゃねーかよ……」

『いいじゃない!あんたが禿げになったら、頭から“ソーラービーム”や“ライトビーム”が撃てるわよ!(笑)』

「役に立ちそうだけどいやだよそれ!仮に上手くできてもせいぜい目くらまし程度じゃん!」

『目を一時的とはいえ、潰せるのはかなり役に立つでしょ!』

「いや、まあ、確かにそうなんだけど……それでもいやだ!却下!」

《あの……天さん……でしたっけ?僕のグレネードがありますが使ってください》

「お、サンキュー!」


 まだガニメデの攻撃が続いているので、しばらく様子を見てからグレネードを左腕に装備する。なんと五発も残ってる!なんだ、みんな有能じゃないか。EUNは本当に何がしたいんだろう?


「ようし!グレの爆風で、あの蜘蛛ごと砲台を破壊してやる」


 射程距離まで接近し……って目の前はもう海だ……。しょうがない、飛ぶか。


 マナ付きグレネードを放つと砲台に見事ヒット!ついでにバリアを展開していた兵器もバリアを破り吹っ飛ばした。


「よし!あとはミサイルしか撃てないだろ、このまま行けるぞ!」

『いけ~!天!』


 グレネードで動力部へ攻撃を加え、エンジンが爆発。空母はバランスを失い、海に向かって突っ込む。


《空母が海へ墜落します。落下地点付近にいる方は至急、離れてください!》


 レーダーに落下ポイントが示される。いろいろと便利だなこれ。落下ポイント付近にいた味方機は一斉に蜘蛛の子を散らすようにそこから離れた。


ドボオオオオオオオオン!!!


 空母が海の中に沈み、爆発した。そして水中の敵を全滅させてミッションは終了。


『空母の乗組員の生存者は結局確認されずじまい……』

《まさかそのまま死んだとか………?》

《EUNの上層部がそうさせているのだろうな。それよりも今日のミッションはいろいろと不自然だ》

《作戦は終了です。帰還してください》


 今日も無事ミッションは終了し、何機かはやられたが、全員生還できた。





*********

『あれ?ところで今日は覚醒しなかったわね?』

「あ……ほんとだ……」

『ていうか、いつそんなにレベル上げたの?私の知っている天じゃない!今日はきれいに動けてたわ!!!』

「ほんとに不思議だな……でもこれくらい腕を上げたらますます(覚醒状態時に)安定しそうだな!」









*********

~イヴペディア~

今回の敵

★一般兵器

*スイー・アネモネMD-02・・・ミサイル迎撃装置だが、兵器に対する迎撃装置でもある。シーシャイン製。

*スイー・アネモネMG-04・・・マシンガンで迎撃する。シーシャイン製。

*スイー・アネモネB-02・・・高火力のバズーカで迎撃するが、命中率は低い。シーシャイン製。

*雪消月・・・ヘリのドローン。ミサイル、マシンガン。

*西ヶ原・・・地上型兵器。ミサイル、マシンガン。「にしがはら」

*鳥浜・・・魚型兵器。お粗末なECM発生装置も装備。魚雷、Mレーザー。「とりはま」

*雪が谷・・・地上型兵器。武装はなく、常時強固なバリアを展開。「ゆきがや」

☆母艦

ガニメデ・・・火力は立派だが、相変わらず装弾数は少ない。

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