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『しーちゃんと記憶の図書館』第156話

星の続きを聞いた日



子どもたちは、長机のまわりに集まっていた。

机の上には、一冊の新しい原稿。

表紙には、手描きで「星は降りてくる」と書かれている。



最初のページを開くと、

そこには、あの“星を探す少女”の続きが描かれていた。



「星は、静かな夜に、そっと地上へ足をつけた。

 そして少女の名前を呼んだ。」



読み進めるたび、子どもたちの目は大きくなっていく。

小さな手が、次のページを急ぐようにめくる。



「これ、もっと読みたい!」

「絵を描いていい?」



葵くんは少し驚いたように笑った。

「もちろん。君たちの星も、描いてほしい」



図書館の壁には、また新しい展示コーナーができた。

そこには、葵くんの言葉と、子どもたちの星の絵が並んでいた。



しーちゃんは静かに思った。

「物語は、書いた人だけのものじゃない。

  読む人の心の中でも、また生きていくんだ」


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