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『しーちゃんと記憶の図書館』第146話
水鏡を探しに
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夜の図書館。
窓の外から、川の流れる音が聞こえていた。
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しーちゃんは机に地図を広げ、
老人から聞いた川の位置を指でなぞった。
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「ここが昔、村の中心だった場所…」
少年は地図の端に小さな×印をつけた。
「僕、このあたりなら潜れるよ」
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しーちゃんは少し心配そうに眉を寄せたが、
少年の目の強さに、言葉を飲み込んだ。
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「行くなら、必ず二人で。
それと…鏡を見つけても、無理に触れないこと。」
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少年は力強くうなずき、
懐中電灯と古い潜水ゴーグルを用意した。
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川の流れは穏やかに見えるけれど、
その奥には、まだ誰も知らない“記憶”が眠っている──




