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『しーちゃんと記憶の図書館』第137話

光の眠る場所



丘を降りた二人は、

灯台のメモを胸にしまいながら歩き出した。



「光の眠る場所って、どこだろう」

少年が小声でつぶやく。



しーちゃんは少し考え、

図書館の奥の地図室で見た古い絵を思い出した。


そこには、森の奥にぽつんと描かれた

半分地面に埋もれたガラスのドームがあった。



「もしかしたら……あそこかもしれない」



夕暮れまで歩き続け、

やがて森の入口に着いた。


木々の間から差し込む西陽が、

地面に金色の道を作っている。



森の奥へ進むと、

空気が急にひんやりと変わり、

鳥の声も遠のいていった。



そして目の前に、

半分土に埋もれた透明なドームが現れた。



中から、かすかな光が漏れている。



少年が息をのむ。

「ほんとうに……光が眠ってる」


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