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悪役令嬢、暗部の胃が
暗部のモノたちは集まって協議を。
国王と2人でそれも観察。
「魅力的な提案ではあるよな」
「ああ。だがここで言ってしまうと暗部への信用が……」
「だが、短期的な信用よりも長期的な安定を……」
エリーの耳には協議の内容が入ってくる。
だが、国王に聞こえているかどうかは定かではない。
「どうなるのか、見物だな」
「うむ。普段は守られてばかりできちんと話をしたことはなかったが、折角の機会だからここで見定めさせて貰おう」
「ふっ。暗部が聞いたら胃が痛くなりそうな言葉だな」
エリーは軽口のように言う。
だが、心の中では、
ーーご愁傷様。
と、手を合わせていた。
暗部のモノたちに2人の会話が聞こえていないわけがない。
きっと今頃、更に頭を抱えているはずだ。




