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悪役令嬢、誠意を示せ
何も言えない国王。
それを見たエリーは話題を変更。
「今回の件、どう納めるつもりだ?」
「どう納める、とは?」
「こちらは一方的に約束を違われた形だ。そちらから何もないとは言わせないぞ」
「う゛っ!」
国王は顔をゆがめる。
痛いところを突かれたという表情だろう。
だが、エリーは油断しない。
ーー国王なんだから、この人も狸なんでしょ。手を抜いて良い相手じゃないわね。
「……そちらが何も言ってこないなら、こちらから和解の条件を提示してやろう」
「な、何だ?」
「これから5年間、王族からの依頼の報酬を倍にしてもらう」
「なっ!?それはあまりにも!」
それはあまりにも、一方的すぎる。
そう言いたいのかもしれない。




