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悪役令嬢、首が飛ばないだけ
国王としてはあまりにも無茶苦茶な条件。
だが、
「首が飛ばないだけマシだろう?」
「そ、それはそうかもしれないが……」
「この条件は、こちらとしてはかなり譲歩したものだ。本来ならすぐにでもその首をもらい受けるところなのだがな」
闇組織との約束事を破れば、普通に首が飛ぶ。
そうでないだけ優しい条件かもしれない。
「さて、どうする?」
「も、持ち帰って協議を」
「させるわけ無いだろう。我らの時間は有限なのだよ。無駄な時間は使いたくないな」
「……そうか」
国王は顔を伏せる。
考え込んでいる様子だ。
だが、考えた末に顔を上げ、
「分かった。その条件をのもう」




