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悪役令嬢、これが最低基準
「だが、例えば」
エリーは腕を突き出す。
直後、
「「ぐわっ!?」」
取り押さえられていなかった暗部の数人が姿を現した。
エリーはそれらを気にもとめず、ロメルの方を向いて、
「こういったモノたちもいる」
「……なるほど。勧誘するならこのレベルが欲しい、と?」
「最低でも、と言う話だ」
今エリーが見つけ出したモノたちは、魔力を完璧に隠していた。
一部の部下は見つけられなかった者もいただろう。
「このレベルが最低基準、これ以上の者が数名いるなら、ある程度の危険区域も問題ないだろう」
「そ、そうか。……お前達、俺のお護衛になってくれないか?」
ロメルは早速勧誘を始める。
エリーはその様子を横目で見ながら、
「では、国王よ。こちらの話をしようか」




