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悪役令嬢、え?いいんですよ
「どうしても早く戦いたいというのなら、数日後に襲撃を行うぞ」
「え?いいんですか?時期を見るのでは?」
部下達は不思議そうにしている。
先ほどまで、時期を見ないと攻め込めないという話をしていたというのに。
「時期は当然見る。だが、西へ攻め込む前にできることがある」
「攻め込む前に?」
「どこかありましたっけ?」
部下達に思い当たるところはないようだ。
そこでクレアは目を細め、
「涙角から奪った拠点に、罠を仕掛けただろう?」
「「「っ!」」」
これを言えば分かったようだ。
罠が仕掛けてあるのだから、これを有効活用しないわけがない。
「罠の解除の時を狙うつもりですか」
「特殊技能もちですし、消せるのならこちらにもメリットは大きいですね」




