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悪役令嬢、それでいいのか?
「ぐえっ!?」
モウントが苦しそうな声を出す。
またフーニにエリを掴まれたようだ。
ーー今日3回目だったかしら?
クレアはそんなことを考えつつ、2人を観察する。
「何すんだよ!」
「先に魔法」
「あぁ?……あぁ。そういえばそうだったか」
モウントが抗議するが、フーニの言葉で静かになる。
忘れていたらしい。
ーーというか、それでエリを掴まれるのは納得できるのね。
もう少し穏やかな方法で止めるよう抗議するかと思われたが、そんなことは無かった。
「私が軽く足止めするから、フーニよろしく」
「ん。『ファイアァァァァボォォォォルッ!!!!』」
クレアが駆け出すと、その頭の上を火の玉が通り過ぎる。
直後、




