1760/3881
悪役令嬢、静かで疑問
「よっしゃぁ!終わったぜ!」
「じゃあ離れて!……フーニ。お願い」
「『サクリファイス』」
モウントが待避に成功したタイミングで、フーニが魔法を唱える。
最初に使ったときには気付かなかったが、あまり気合いが入っていない。
ーーどうしてかしら?普通の魔法は気合いを入れてるから、気合いを入れなくても発動できる方法が分かったわけではないと思うんだけど。
疑問は多い。
だが、今はそんな疑問を深く考えて良い時間でもなかった。
すでに魔法の影響で魔物は消えており、
「ギイィィィィィィ!!!!!」
1体の上位の魔物が現れていた。
1度目と同じく、消えた魔物の上位個体のようだ。
「それじゃあ、俺が1発、」
「待つ」
「ぐえっ!?」




