表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
水精少女ア  作者: クーラーつけたい
第一章 【始まり】
7/10

第一章7「逆剥け」

 

「そっかぁ朝か…」


 光が昇っている。

 ただ、世界に始まりを告げる朝日も、私にとっては一日の終わりのように感じる。

 そう感じさせるは誰もいない家が原因だ。


「2人とも行っちゃったんだね、残念…」


 辺りを見回してみるが、誰もいない。

 胸の内を満たしているのは後悔だった。


 あの時、どうして仲良くしようなんて思ってしまったのか。

 どうして何も言わずについていかなかったのか。


 けれど、その後悔にすら輪郭がない。何となく苦しくて、何となく嫌で、何となく全部どうでもいい。

 そんな曖昧な感情しか持てない辺り、私はきっと昔から適当な人間なのだろう。

 そして、それが普通ではないことも知っている。


「……まぁ、狂人達から解放されたと思えば気は楽か」


 そして、ふと思った。


「次は……って」

「私って…本当になんなんだろう」


 ふと疑問に思う。

 私は一体なんなのか


「人が嫌いだとか言いながら、人と仲良くしようとする」

「友達を作ろうとすれば操ろうとする」


 チグハグな考え方で、調和が取れていない。

 考え方に一貫性がなく、本当に私なのかとも思う。


「何がしたいんだろう…私」

「これからどうするの?」


 ーー家に帰る?


「家に帰って…どうするの?」


 帰ったところで私の居場所なんてない。

 いや。最初から、どこにもなかった。


「もう嫌だ……!」


 気づけば頭を叩いていた。

 爪を立て、髪を掻きむしった。


「全部嫌だ……!」

「私が何をしたって言うの!?」


 私の心が爆発したのは必然のことだった。

 気が付けば辺りが真っ暗で、嫌な記憶だけが脳内を駆け回っている。


「家族旅行に行けば馬鹿な人達に殺される! 異世界に飛ばされたと思ったら首を飛ばされて殺される!」


 ーー息が辛い、喉が焼ける…


「それで!? 仲良くしようと思えば嫌われる!? あの人達何がしたいの!?」

「みんなどうかしてる……!」


 ーー理解できない


 ハツの声が脳内を駆け回っている。


「理解できないのは私のセリフだよ!」

「人間が嫌い…態度や感情がコロコロ変わる人間が嫌い」



 ーー今度は沢山のお友達を連れてーー帰ってきてください


 弟子の声が脳内を反響している。


「そんな約束、守れないよ…」


 学校でも作れなかった、むしろ最悪な目にあった。

 それは彼の存在が私にとって呪いになっていたせいだ。

 それでも


「あの人に会いたいよ…」


 なぜそう思うのか、ぐちゃぐちゃな私には分からない。


「………」


 ただ一つだけわかったことがある。


 なぜ死んだのに生きてるのか

 なぜ異世界なんかにいるのか。

 なぜ首から体が生えてきたのか


 全ては偶然ではないということ。


 ーー誰がこんな絵を描いたのか。


「神様…か」


 この世界には神様と称される生き物がいるようだし、私の運命を捻じ曲げているのも彼らかもしれない。

 そう考えるのは運の悪さを神に押し付ける最低の行為だと思う。

 それでも


「私を転移させたのも神様なのかな」


「………」


 私は拳を握った。

 いや、握りつぶしたというのが正しいか。

 爪が皮膚に食い込み、手のひらには赤い液体が滲んでいる。

 その傷はゆっくりと塞がっていき、裂けた皮膚と爪が癒着してしまっている。


 血が出ているというのに、痛みはない。

 痛みというのは体を守るための危険サインの一種とも言うが、それがない。


 私は改めて理解した。


 ――あぁ。


 化け物になってしまったんだ、と。


 まぁ、人間だった頃ですら分からなかったのだから今更か…


「…………」



 










「人間ってどんな世界でも似たような発展しかしないのかなぁ」


 外に出てみるが、やはり異世界。

 馬車が行き交い、着物のような服装も多い。

 昔の日本に、西洋文化を無理やり混ぜ込んだような奇妙な景色。


「っていうか四百年もこの文明が停滞してたんだよね……」

「結界の外はどうなってるんだろ?」


 Aiが支配している国があったりするのだろうか? それとも魔導国って感じの中世みたいな世界観?400年も経っているのだから、とんでもない発展を遂げていても何らおかしくないが。


「っと…まずは服から〜……って、金ないんだった」


 家から服を盗むのは気が引けたので、自分で買おうとしていたのだが、悲しいことに一円も持っていなかった。


 私はスカートのポッケに手を突っ込むと、ハンカチを取り出した。

 これを売って足しにしよう。


「うーん、文字が分からないんだけど」


 屋台を巡ってはみたが、何を書いてるのか全く分からない。

 そこは異世界特典とかで補って欲しかったのだけれど、それは贅沢というものか。


 しかし、まぁ…宝石に剣に食べ物。

 統一性のない品揃えから、いかにも質屋っぽい屋台を見つけたので立ち寄ってみた。


「……こ、こ…れは、こ、これ、売れます?」


 噛んだ。

 今の私のコミュ力は最低値だ。ステータスで言うところのFランクといったところだろうか?

 こんなんで生きていけるのか、不安は残る。


 最悪食費は要らない説もあるから……お風呂さえ入ってれば何とか?

 いや、さすがに最終手段だけどね。


「はいよ…って、凄いなこれ…きめ細かい布生地だ。ま、500グラが妥当かな」


 噛みまくってしまったのだが、ちゃんと聞き取ってくれた店主には感謝したい。

 それにしても、500グラがどれくらいなのか分からない。

 でも、取り敢えずはそれで良いか…お金の価値は少しづつ覚えていけばいいのだから。


「はい」


 と、店主は箱から円盤状の石ころを取り出すと、そのままこちらに手渡してきた。


「……え、こ、これお金…ですか?」


「?そうだよ、お嬢ちゃん」


 店主の反応からして、嘘を言っているようではない。

 私的には金貨とか、銀貨とかのイメージだったのだが…。


 ーー物々交換がしたいってわけじゃないんだけど…


「ただの石…?」


「おいおい、そんななりして田舎から来たってのかい?」

「これは魔鉱石を加工したもので、ただの石じゃない」


 ーー魔鉱石? 魔力の籠った石ってこと?


 どう言う原理なのだろうか?

 私にはただの石にしかみえない…重さに違いがあるわけでも、触り心地に違いがあるわけでもない。

 現代に持ち帰ればどんな成分でできてる、とか分かるのだろうか?


「これは魔鉱石を加工した通貨だ。ほれ、十グラ。五十グラ。百グラ」


 並べられた石をじっくり観察してみた。

 しかし、違いが分からない。これと言った特徴もないただの石だ。

 特別な石って言われれば…分からなくもない?かも?


 例えるならノーマルな十円玉を三枚渡されて、全部違う価値と言われてる気分なのだが。


 ーーあ、そうか…魔力を感じ取って、価値を理解してるってことなのかな?


 石ころに向けて意識を向けてみる。


 と、何か温かい流れを感じた。


 ーーお、おおお! これが…これが魔力!!


「なんか、ワクワクするよね〜こういうの」

「意識すれば意外と分かるもんなんだ…魔力って」


 感じようと、意識を向ければそこにある。

 道草に、水路の水に、壁に石ころにもある。いや、驚くべきか、空間にすら薄く漂っている。


 あれ? じゃあ、そこらの石ころでもお金になるんじゃない?

 ってなりかけたが、魔鉱石は別格だった。

 天と地の差があって、例えるなら鉛筆の芯と、ダイヤモンドって感じ。同じ炭素でも見え方が違って見えるんだけど、それの魔力バージョンって感じ。


 ーーあ、それよりも


「取り敢えず、服を買わなきゃね…」


 服屋は意外と簡単に見つかった。

 看板がわかりやすく、記号のありがたみを実感することになった。


「ぁ、ぁ…こ、これください」


 普通に喋ろうとしても声が出ない。

 ハツ達と会話ができるようになったのには何か理由があるのだろうか。


「え? サイズ見なくていいんですか?」


 女性店員が驚いたかのようにみている。

 なんとなく体に当てて、コレだ!って選ぶことが多かった私には、思いつかなかった。

 確かに、そのせいで何度苦しめられたか分からないのだからサイズ調整を馬鹿にはできない。


「…あ、そ、そっか」


「あー、あそこに試着室あるんでご自由にー」


 と、木の扉を指差す女性店員さん。

 中に入ってはみたものの、密封された空間はまるでサウナのようだった。

 まとわりつく暑さが全身を焦がしている。蒸し焼きにならないことを祈るしかない。


 ーーやった! サイズピッタリじゃん


 思いの他、ぴったりサイズ。

 選んだのはブラウン色の着物。好きな色は黒だったのだけれど、まぁ、黒は目立つかな。


「こ、これにします」


 ーー暑いしさっさと出よ…


 着物一枚70ダラで、簡単な食事であれば5ダラ程度。

 となれば、1ダラ100円換算でいいのかな?

 数百円のハンカチを5万円近くで売るとか、中々にぼったくった気がする。


 まぁ、でもこの世界ならレア物だろうしお互いにwinwinってことで納得してもらおう。


「あれ?」


 上手く着物が着れない。

 制服の上から着るのは流石に無茶か…って、そんな次元の問題じゃなくて。


「どうやって着るんだろ?」


 女性店員に教えて貰えばよかったんだけど、あいにくと、そんなコミュ力は持ち合わせていない。

 路地裏に駆け込み、すぐさま制服を脱ぎ捨てて、着物を手に、試行錯誤を続けた。


「それとなく、結んで…って、右前?左前? なんか意味あったっけ?」

「どっちでもいいか……」


 ーーうーん? なんか、結び目が想像と違う?


「結び目ってどんな感じだっけ?…固結びは論外だよね」

「あらよいっ、リボン結びで代用っと……うん、上手」


 なんかすごい不器用だけれど、これで上手く行ったのだろうと無理やり納得させた。


 それにしてもなんだろう。

 後ろから凄い見られている気がするのは何故なのだろうか?


「おいおい、姉ちゃん」


「俺らと遊ばねぇ?」


 声が聞こえ、振り返ると薄汚れた服を着たちょっと太った中年の男と、落武者風の男がいた。


 ーー実在するのか…


 それにしても、ゲームとか、漫画でしかみないセリフに驚きを隠せない。

 テンプレってのは実際にそういう人がいたからこそできるものなのか。


 ーーん? 待てよ…何か既視感が……






「このファルコンと…遊んでかない? お姉さん★」


 ふと路地裏に目をやると、仮面の男…いや、弟子が女性プレイヤーに壁ドンをしていた。

 それにしても、凄いお姉さんだ。私からみても胸が…胸にしか目がいかない。うーん、セクシー……。

 上物狙いなのは褒めたいところだが、やってることはナンパである。最低だ。


「だ、誰か…助けてください!」


 案の定、セクシーなお姉さんは悲鳴をあげていた。

 私だってあんな変な仮面の男に近寄られたら悲鳴をあげていることだろう。

 いや、むしろボコボコにしてやったかもしれない。というか、海に沈めてやりたい。


「おう、俺の連れになんか用か?」


 と、陰から2m近いゴリラ族が姿を現した。

 ギャング風の服装に英語表記の名前から、外国人プレイヤーであることが伺える。


「いや…何でもないっす…まじで…」


 土下座を披露する弟子の姿はなんともまぁ…哀れだった。

 しかし、賢明だとも思う、リアルで殺されそうだから。


「私の連れがごめんなさい この人浮気性で馬鹿なの」


 私は弟子の首根っこを掴むと、すぐさま逃げ出した。

 あのままにして置けば私にも変な被害が出ていたかもしれない。

 そう思えば、未然に防ぐことができてよかったといえる。


「ほんと、何をしてるの? ファルコンさんって馬鹿なの? やっぱり馬鹿だったの?」


 私は彼を問い詰めた。

 正座をしているものの、きっと反省していない。

 なぜなら、これは一回目ではないからだ。


「師匠…ヒーローは悪役を演じないといけないんです」


 聞き飽きたセリフだ。

 彼なりの信念があることは分かっていたつもりだったが、こう何回も他のプレイヤーに迷惑をかけられると、私の評判もガタ落ちなのだ。

 私はキツくお叱りを入れることにした。


「………あんなことはもうやめて欲しいの」


「しまぁす!」


 手を挙げ、堂々と反省していないことをアピールする弟子。

 どうすれば彼は納得してくれるのだろうか…。


「なんで! そんなこと堂々と言えるの?! 恥ずかしくないの?!」


「師匠…ヒーローってのは時には悪役をーー」



「…は?」


 プチ、と堪忍袋が弾けて、破けて、微塵切りになって、燃え尽きた。

 そして、私は確信した。

 こういうのは痛みが解決してくれるのだろうと。


 銃を取り出し、太ももに三発の銃弾を叩き込んだ。

 もちろん麻痺毒を仕込んでいるので、動くことはできないだろう。


「…………」


「あ、まじ…すんませんした。はい」


 それからと言うもの、彼はナンパだけはしなくなった。





 懐かしい記憶だ。

 男は最低な生き物だと半ば本気で理解した時の記憶でもある。


「姉ちゃん、意外と大人しいじゃんか」


「いいねぇ…それじゃあ、お楽しみといかせてもらおうか」


 ぼー、としていると、男達が目の前まで迫ってきていた。

 そして、こちらに手を伸ばしてくる様子が、昔の彼と重なりーー


「…は?」


 指で銃の形を作り、男達の太ももに向けて引き金をーー引いた。

 それはゲームをやっていた頃の癖で、今でもムカついた時に出る衝動でもある。


 我に返り、すぐさま頭を抱える。


 ーーええええええ!! 何やってんの? 馬鹿なの? 私って超絶馬鹿だったの?馬鹿馬鹿馬鹿…土下座する? 許してもらえるはずないよね…


 ーーもう終わりか…


 そう思った時、辺りが静かになっていたことに気づいた。


「…な、なんだ? 今の」


「お、お前! あ、脚!大丈夫かよ」


 中年の男が、落武者風の男の脚を指を差していた。


「ーーー!」

「い、痛え! クソ! こいつ、何しやがった!」


「………?」


 よく見ると地面が抉れ、男の足には穴が空いていた。

 白い骨が剥き出しになって、血が滴り落ちている。見ているだけで痛そうだ。


 最近グロいの見過ぎじゃないだろうか?

 一週間も経たずして体が潰れたり、頭が凹んだり、首が切れたり…もうよく分からない。

 当然の話、グロ耐性は一向につく気がしない。


 そう考えれば、医者とかそういう人達は凄いと思える。

 グロ耐性をどうやって身につけたのか…。

 私であったら手が震えて別の臓器をメスで切開してしまいそうだ。


「ひ、ひでぇ…だ、だ、だれかー!」


 通りへ走り去っていく中年の男。

 どうやら落武者風の男は見捨てられたようだ。


「痛え、痛えよぉ…」


 落武者風の男は手で局部を必死に押さえている。


 その表情から恐怖、後悔、殺意が見えるのは普通のことだろうか? 殺意はどこからきた感情なのだろうか。


「ううぅ…」


 涙を浮かばせ、着ていた服を引きちぎり、自分の足に巻いている。

 ただ、それが無駄な治療であることは目に見えてわかる。むしろ、不衛生な服を傷口に巻いているので悪化させているかもしれない。


 ーーわ、私が…やったの?


 いや、そんなはずはない。

 私は魔法を使えなかったはずだ。

 もしも使えていたのだとしたら黒歴史は存在しなかった。


「ち、違う…よね」


 私は何もしていないという証明が欲しくて、指先に意識を込め、壁に向けてーー引き金を引いた。


「ーー!」


 凄まじい風圧の中、確かに見えた光の軌道。

 それは石造の壁を貫き、向こう側が見えるようになった。


 考えなしの行動だったと思う…もしも向こう側に人がいたらと思うと嫌な汗が止まらない。


 ーー私はとんでもないことをしてしまったんじゃ…


「……あ…ご、ごめんなさい、脚…」


「近寄るなぁぁ!」


 男は手で石を掴むと、私に投げつけた。

 もちろん、痛みは一切ない。

 それでも痛い。


「…………」


 相手から傷つけられる経験は多かったが、どんな状況になっても私は暴力を振るったことはなかった。

 暴力を振るわれることの恐怖を、苦しみを知っているからだ。

 それなのに…


 私は…


 私は一体どうしたらいいのだろうか? 


「…そ、そうだ」


 ーー自分を癒せるのだから、他者も癒せるはず!


 原理はこれっぽっちも分からない。

 でも、私の体を癒しているのは魔力のはずなので、努力すれば癒せるはず。


「ち、近づくな! 来るな、くるなぁッ!」


「………」


 頭を必死に殴ってくる落武者風の男。

 痛みはないので、無視して傷元に手を当ててみる。


 ーー魔力の流れ…


 血液に魔力が籠っている。

 これを傷口を止める感じのイメージを…


「ーーーーぁぁああ!」


 大量に吐き出す赤い液体が新品の着物を汚している。

 止めるどころか悪化している。


 ーー違う…! 止まって!!


「ーーー!」


「だ、大丈夫…きっと…助けてあげるから…」


 男の抵抗が激しさを増している。

 逃げようとするので、足を掴んで落ち着かせた。


「な、なんで…! 止まらないの?」


 傷口から血が溢れ出ていく。

 そして、勢いはより一層強くなっている。

 最初の時より悪化していると言っていい。


「なんで…なんで…なんで…?」


「………」


 落武者風の男は叫ぶのをやめていた。

 気絶していたのかと思ったが、そうでもない。


 息がない。心臓が動いていない。


 心臓マッサージをするが、意味をなしていない。


 魔力がほぼ感じなくなったのだから……死んでしまったのだろう。


 脚の傷で死ぬ?



 いや、私が殺したのだ。



 何もしなければよかった。

 医療知識を持たない私が治療という名の人体実験を実行したのだ。


「死なないで…! ほら…目を覚ましてください! お願いですから…っ…は?」


「な……こ…れ」


 必死に呼びかける私の喉には金属の板が生えていた。

 ノコギリ…?


「ーーーー!」


 何かが聞こえた。


 視界が割れた。


 左右に落ちていく。


 なに


 が


 あー


 うー


 あ…う?


 ??


 なにが


 何が、起きた?


「本当に生きてるッスか……ドン引きッスよ」


 体が再生したのを感じ、声のある方へ視線を向ける。

 そこには首元から生えていたはずのノコギリを持つペーニャがいた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ