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勇者

プリンのジンに対する呼び方を『さん』から『様』に変更しました。

リアの呼び方と区別するために行いました。既に投稿している分も追々変更していきます。


リアの話し方を気持ち騎士っぽくしました。

変化無ければすいません。こちらは既存の投稿を変えることはしません。


作者の勝手な変更に読者の皆様を巻き込んでしまい、申し訳ございません。

これからも作品が面白くなるように、日々精進いたします。


では、どうぞ。


あれから数時間後。



「ジン様、私達はジン様が異世界出身なんて聞いてなかったんですけど?」


そういってこちらをジト目で見てくるプリン。


「いや、特に隠してた事じゃないけどな。聞かれなかったから」

「そういうことはちゃんと言っておいて欲しいです!」


ジンは少しバツの悪そうな顔で頭を掻く。

それに対して、プリンは少し怒ったような表情でジンに檄のようなものを飛ばす。

半分八つ当たりのようなものだ。


「ほんとだよ。神様が関わってくる時点でジンのことは只者じゃないと思ってたけどさ? それでも結構びっくりしたよ〜」

「すまないな。だが、これで隠し事はないから安心してくれ」


カムイに表ではこう言っているジンだが、本当はまだ隠していることがあったりする。

だが、ジンはその事をプリンやカムイ、リアには話すつもりはない。


いや、正確にはまだ話せないといったところだろうか。


「でも、ジンさんは知らない様ですが、異世界からの転移者というのは、この世界では少なからずですが、いるんですよ?」

「そうなのか!? 初耳だわ」

「ええ、ですがこの大陸では滅多にないない事ですが、それこそ今から行こうとしているハルバートにも現在数名ながら、異世界からの転移者がいます」

「良く知ってるなリア」

「いや! これでも騎士団の隊長ですからね!?」


今でこそ、こんな扱いをされているリアだが、実際は国最高の戦力であり、その強さは一騎当千そのものなのだ。


ジンとカムイが規格外過ぎるだけなのだ。

本来であれば、リアはこんな所に居てはいけないのだが、何かあればジンの転移魔法で帰れるのだから、国の防衛面では特に問題にはなっていない。


「気になったんだが、その異世界からの転移者ってのは俺みたいに強いのか?」


ジンは気になったのでそんな質問をリアに投げかける。


普通、異世界転移者や異世界転生者というのは何かしらのチートを持っているものだ。

元の世界でラノベを好んで読んでいたジンは、そんなものだと思っていた。


しかし......


「いえ、人によって強さは異なります。それこそ最強から最弱まで」

「なるほど、強さはピンキリなのか」


異世界=主人公最強のイメージしかないジンにとっては意外な事実だった。


「ですが、一部例外があって、それが国を立ち上げての勇者召喚です」

「おぉ、この世界には勇者がちゃんといるのか! なかなか興味が出てきた」


この世界に魔王がいることは知っている。だが、恐らくこれが元になってであろうゲームでは、プレイヤーが勇者という設定になっていたため、勇者という存在がいるか謎だったのだ。


魔王はいるのに勇者がいない異世界なんてものは異世界ではない! なんて事をいい出すつもりは全くないが、魔王がいるなら勇者がいた方が異世界っぽさが出るというものだ。


なので、ジンはこの世界にちゃんと勇者がいることに僅かながらもゲーマーとしての喜びみたいなのを感じたのだ。


「勇者召喚には莫大な労力を消費するため、あまり行われていませんが、つい最近行われました」

「その勇者ってのはやっぱり他とは比べ物にならないくらい強いのか?」

「そうですね、全くと言って良いほど違います。一度だけ手合せをしましたが、召喚された直後にも関わらず、私と善戦しましたからね」


やはり、何かしらのチートを持って、こちらの世界に呼ばれているのだろう。

ジンは他の転移者よりもその勇者の方が気になりだした。強い者と戦ってみたいというのは、戦闘狂なら誰でも思うことだろう。


「戦ってみたいなぁ」


ジンが独り言のように呟く。


「そんなに言わなくとも、すぐに戦えますよ!」


プリンがそんな事を言い出す。


意味が分からず、頭の上に『?』を浮かべているジンに、リアがプリンの言葉の補足をする。


「その勇者は現在ハルバートのある学園に在籍しているのです。だから、そんな焦ることはないんですよ」

「まじかっ!?」


ジンは子どものような顔をしながら、嬉しそうに驚いたのであった。







読みずらかったりした場合、感想などに書き込んで頂けると幸いです。


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