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技術

少しずつですが仕事も落ち着いて来ております。


作者頑張りました!山は超えましたよ!


「よし、まずは簡単なのから行くぞ」

「普通の人の簡単っていうことですよね!? ジンさん基準ではないですよね!?」


ジン基準だと誰も出来なくなってしまう。

リアがこのことを聞くのは当然というものだろう。


「ああ。その辺は大丈夫だ」

「良かった」


あからさまにホッとするリア。


「まずは俺が実践してみようか」


何も無い空間から剣を取り出すジン。


これは空間魔法の応用を使った収納魔法とでも呼ぶべきものだろう。

そんな簡単にできるものでは無いのだが、そこはジンクオリティである。


「俺がリアに攻撃するから、それを剣で受けるんじゃなくて躱してみろ」

「ゆっくりやって下さいね」

「だから、大丈夫だって」


あからさまに警戒するリア。


ジンが剣をゆっくり振り上げる。

速度は普通の人以下。いや、それよりも遅いかもしれない。


それをジンは振り上げる速度よりも遅い速度で切り込んできた。


いくら遅くと言ってもあまりにも遅すぎる。

だが、ジンのことだ。なにかあるだろうと思いリアは全力で警戒しつつ、剣を躱した。


だが、リアはその剣を躱すことができなかった。


正確にはリアは躱したが躱せていなかった。


吹き出す赤い血。リアは訳が分からず、頭をフル回転させ、なぜ躱せなかったのかを考える。


すると、次にジンはこれまたゆっくり刺突を放ってきた。

この時の速度を例えるなら、前から子供が歩いてくるくらいの速度だと思ってくれていい。


リアは警戒を怠らず、次は全力で回避をした。


だが、リアの肩にジンの剣が刺さる。


そこでリアはあることに気付く。

回避する瞬間、ジンの持っていた剣の先端が僅かに消えていることに。


しかし、それが分かったからと言って回避出来る訳もなく、リアはこの後数度に渡ってジンの攻撃を躱すことができずに限界を迎えた。


「おはよう」

「死ななくても気絶はするんですね。この世界」

「当たり前だろ? それとももっと切られたかったのか?」

「いえ、結構です」


リアが目を覚ますと傷は全て癒えていた。


「さて、問題だ。なぜお前はあんなゆっくりの剣を躱すことができなかったでしょうか?」

「分かりません。でもジンさんの剣の先端が私を切る瞬間消えているように見えました。」

「なるほど。まぁそれくらいは分かって貰わないとこれは使えないからな」


リアの感想に笑いながら答えるジン。


リアはこの時もひたすら考えていた。

なぜ、あんなに遅い攻撃を躱せなかったのかと。


「幻惑魔法の類いでしょうか?」

「と言うと?」

「本物の剣は隠して、幻術の剣を相手に見せ、攻撃をするという方法です。ごく一般的な方法ですが、かなり難易度の高い攻撃方法です」

「なるほど、面白いな。だが、違う。大はずれだ」


ハズレだと言うジン。

だが、リアもそんなことは分かっている。


この方法をジンが使っているのだとすれば、2度目の回避の時は躱せたはずなのだ。


斬りかかって来る場合は避けた方向に剣があれば切られてしまうが刺突は違う。

刺突の場合、1点集中になるので当たることはあるかもしれないがそんなのは運だ。


しかも、あの時リアは剣の先端が消えたように見えた。幻惑魔法の使用者が経験の浅いものであれば、ありえるかもしれないがその場合、その部分か煙のようにゆらゆらとする。


だが、ジンの剣は綺麗に先端だけが消えたのだ。


これだけで幻惑魔法の類いでないことは分かる。


「よし、じゃあネタばらしをしようか」


そう言うと、ジンの持っていた剣の先端が5センチほど消えた。


「リアが言ってたのはこれのことだろ?」

「そう! そうです!」


食いつくように答えるリア。


「これは空間魔法の応用だ」

「空間魔法ですか?」

「ああ、そうだ。じゃあこの状態でリアを切ってみようか」


そう言いつつゆっくり先端の部分を近付けてくるジン。

折れたような剣がリアの胸に当たる。


だが、血などは一切に出ず、痛みも感じない。

ただ剣が当たった感覚があるだけだ。


その瞬間、リアの背中を強烈な痛みが襲う。


慌てて、振り向くリアだが、そのには何もなく、ジンの方を振り向くとジンの剣は元に戻っていた。


「ま、こういうことだな」

「いや、全然分からないんですけど!」


これでも分かんねぇのか? みたいな顔をしながらリアの方を見るジン。


「剣の先端を空間魔法で切り取って、相手が回避する位置を読み、そこに剣の先端を出現させる。すると、あら不思議。回避に集中している人はその剣に気付かずにそのまま切られるって訳よ」


自身満々で説明するジン。

リアは口を開け、マヌケな顔を晒していた。


「つまりは、だ。読みが外れない限りどんなに遅くても避けることは出来ねぇってことだ」


避けても避けた先に剣がある。なら、避けても無駄というものだろう。


「それを先に言ってくださいよ! おかげでえらく痛い思いをしましたよ!」

「いや、じゃあ初めに言ってて避けれたのか?」

「そ、それは、無理ですけど……」

「だろう? まぁ安心しろ。これはお前でもできるめっちゃ簡単なやつだ。」


そう言ってジンはリアを励ます。


だが、戦いの途中に魔法を使いながら戦うというのは普通、そう簡単に出来るものでは無い。


「避け方なら一応あるよ」


そこに口を出してくるカムイ。


「え?どうやって?」

「要は簡単な話、剣が消えたら避けようとしている方向の逆に回避すればいいんだよ」


当然とばかりに言うカムイ。

だが、実際。そんなに話は単純ではないのだが。


それもまたカムイクオリティ。気にするだけ無駄というものだ。


「ま、気楽にゆっくり行こうや」

「そだよ。そんな簡単にこれができたらほんとに化物だから。私にもできないし」

「カムイにもできないなんてほんとに出来るんでしょうか……不安しかないですよ」


そして、新たな不安がリアを襲う。


この場をお借りして少し激励の言葉を言わせて頂きます。


今年、小中高生もしくは専門学生や大学生さん、社会人になった方々、これから色々辛いことがあるかも知れませんが、挫けず頑張って下さい!


学年などが上がった方々も無理しないように程よく頑張りましょう!

特に社会人の方々!頑張って下さい!


作者は心より読者皆さんの健康と安全を願っております!


それでは、評価やブクマお願いします!

作者はそれによって頑張れるのです!

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