竜王とは……
遅くなってすいません!
リアのステータス公開です!
次の日。
「リアちょっとこっち来てみ」
「え、あ、はい」
ニヤニヤしたジンに呼ばれるリア。
すごく嫌な顔をしながらジンの方にいくリア。
「嫌な予感しかしないのは私だけでしょうか?」
「大丈夫だ、今日はお前に剣の稽古を付けてやろうと思ってな。とりあえず亜空間に行こうか」
「うわぁ、亜空間ってことは外じゃできないことなんですね〜。まだ死にたくないんですけど……」
ジンの一言一言がリアの不安を煽る。
「心配しすぎだろ。今回は亜空間に改良を加えて死なないようにしてるから安心しろ」
「なにそれすごいですね!」
ジンの改良を素直に賞賛するリア。
だが、
「まぁ痛みはそのままだけどな」
「なんでそこは残したんですか!?」
「ノリ」
ジンはジンだった。
この時、リアは改めてジンのことを理解するのであった。
口には出さないが「この人絶対アホだな」と。
「ん、どっか行くの?」
するとそこにカムイが来た。
「リアに稽古付けてやろうと思ってさ」
「なら私もいく〜」
「了解」
〜〜亜空間〜〜
「さて、とりあえずリアのステータスを見せてもらおうか」
「あ、はい。どうぞ」
ステータス
リア・エクス
レベル 741
体力 65,000
攻撃力 41,500
防御力 54,700
素早さ 85,100
魔力 26,800
スキル
・火魔法Lv10…火の超級魔法が使える
・雷魔法Lv10…雷の超級魔法が使える
・空間魔法Lv5…空間の上級魔法が使える
・再生魔法Lv5…再生の上級魔法が使える
・時間魔法Lv3…時間の中級魔法が使える
・誓いの言葉…誓いを立て、その誓いを守る限りステータスを上昇させる。ただし、上昇率は立てた誓いの難易度に左右される
アクティビティ
・自動回復Lv 4…毎秒500ずつ体力が回復
・魔力自動回復Lv 3…毎分5000ずつ魔力が回復
・不屈の心…心が折れない限り、体力が0になることは無い
・ネバーギブアップ…体力が1になった時、体力を全回復させ、最大体力を倍にし、攻撃力、防御力、素早さを5倍にする
・英雄としての在り方…讃えてくれる人がいればいるほど、心が強くなる
・戦神…相手が自分より強ければ、ステータスが倍になる
「んー、人にしちゃ強いな。これなら最強って言われてもおかしくないな」
素直に褒めるジンだが、ジンが言っても説得力が無いというものだろう。
ジンも人であることに変わりないのだから。
「ほんとにリア人間か?」
「いや、ジンさんに言われたくないですから」
「あ、そうか。俺も人だったわ」
言ってるそばからジンが墓穴を掘った。
「でもほんとに人にしては強いと思う」
次はカムイがリアのことを褒める。
「人にしては、ってカムイさんは人じゃないんですか」
カムイのことを知らないリアは何気なしに聞く。
「違うよ」
「え、違うんですか!?」
「んー、初代竜王って言えば分かるのかな?」
カムイはすこし横目でリアを見つつ、自慢げに言う。
「いや、全然分からないです」
その言葉を聞いた瞬間、カムイが俯き、少し離れたところで拗ねだした。
「どうせ、竜王なんて名前すら知られないいらない存在なんだ。下級竜の方がまだ人気何じゃないかな。もういいよ。私竜種辞めたい」
などと言っている。
「拗ねんなよカムイ」
「ジンさん竜王ってなんなんですか?」
「ん? 竜王か?」
「はい」
ジンは説明しようとするが、面白いことを思いついたようで、リアにあることを聞く。
「リアって竜を眷属にしてるか?」
「はい、中級竜を」
「よし、なら呼べるか?」
「いいですけど、なにするんですか?」
「いいから、いいから」
「は、はぁ……」
リアはジンに言われた通り、眷属の竜を呼び出す。
リアが眷属を呼び出す呪文を言うと、前に魔法陣ができ、そこに全長10メートル程の黒い竜が現れた。
「カムイ出番だぞ〜」
ジンは竜が現れたことを確認すると、カムイを呼ぶ。
カムイはまだブツブツ言って拗ねていたが、見せ場だと分かり、ウキウキとしながらくる。
「なぁ、リア。ここにお前の眷属の竜がいるだろ?」
「はい」
「眷属ってのは主人以外には懐かない。そうだろ?」
「基本的にはそうですね。洗脳される場合もありますが竜に限ってはないです」
眷属というのは基本的には主人以外には懐かない。だが、例外はある。
例えば、
「おい、そこの黒い竜降伏のポーズを取れ」
カムイがウキウキとリアの竜に命令すると、竜は素直に降伏の姿勢を取った。
「え!?」
「こういうことだ」
「いや、全然分からないんですけど……」
竜というのは自分よりも上の竜には絶対降伏なのだ。
超竜などのように人格を持つと例外が出てくるのだが、上級竜までは人格がほとんどないので、自分よりも上の竜には絶対降伏なのだ。
それを知らないリアではない。
だが、リアが分からないと言ったのは、カムイが竜ではないと思っているからだ。
「カムイ竜化していいぞ」
「久しぶりだから上手くできるかな」
そう言いつつ、軽く竜化して見せるカムイ。
そのカムイの姿はリアの竜を遥かに超える大きさで、全長70メートルに届きそうな程である。
鱗は黒く輝き、瞳は見たものを凍りつかせる程恐ろしい。
「え、カムイは竜なんですか」
「そそ。しかも竜王ってのは竜の最上位。まぁ簡単に言えば竜の王だな」
真実を聞き、唖然としているリア。
その横で土下座のような格好をとるリアの竜。
中級竜からしてみれば、それこそカムイは神そのものと言っていい程の存在なのだ。
「伝説の超竜が人化出来るって話は聞いたことありますけど、ほんとに出来るなんて……」
リアがそう呟くとジンは訂正をする。
「いや、だから超竜じゃないって竜王だって。超竜よりも上の存在だから、カムイは。」
「え、そうなんですか?」
「あぁ、強さも超竜の比じゃないぞ。 100対1でもカムイが勝つな。」
その言葉に空いた口が塞がらないリア。
自分はそんな存在と戦ってたのかと思うと、改めて恐ろしくなってくる。
それと同時にそんなカムイを余裕で倒せると言うジンにもさらに恐怖する。
「今日の稽古はこれを教えることだったんですか?」
「いや、違うぞ。これはカムイが拗ねたからついでだ」
「ついで、ですか……」
その言葉を聞き、リアはこれから行う稽古に改めて、恐怖するのであった。
命の危険がないと分かっていても、怖いものは怖いのだ。
学生さんは新学期!
社会人の人たちは入社〇年目!
それぞれの立場ごとに皆さん頑張って下さい!
大谷選手ではありませんが、作者も仕事と執筆の二刀流を頑張りたいと思います!
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