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お肉と野菜のスパイス煮込み

少し短めですがお許しを!


リアが仲間に入ったジン一行は現在、王都を観光中だ。


「なんかやりきった感出てたけど、俺ら全然観光してないじゃん」

「まだ来て1日も経ってないのに」

「でも、先に目的を達成出来て良かったじゃないですか!」


一行はリアの案内の元、王都の様々な所を観光して回っていた。


本来の目的がそれであるかのように……。


「ジンさんたちの目的って何だったんですか?」

「お前を見つけて、話を聞く。それだけだ」

「わ、私でふか!?」


まさか目的が自分だったとは思っていなかったみたいで、リアは舌を盛大に噛んでいた。


実に痛そうだ。


「いや、魔神倒したって言うからさ」

「ひゃるひぉど、それひぇひぇすか」

「何言ってるか分かんねぇよ!」


舌を噛んでしまったときの痛みで何を喋っているか分からないリアに、ツッコミを入れるジン。


「なるほど、それでですか。だって」

「いや、なんでカムイは分かんだよ……」

「いんすぴれーしょん?」

「はいはい、何となくね。そんなことだろうと思ったよ」


カムイの返答に呆れるジンだが、その顔はちゃんと笑っている。


独り言も今では無いに等しいくらいかもしれない。


「皆さん少し落ち着きましょうよ」


だが、プリンだけはしっかり呆れている。

顔も疲れ顔だが、その顔にはどこかこの状況を楽しんでいる節が見受けられる。


「あ、ここですよ。お肉と野菜のスパイス煮込みが美味しい所というのは!」


そこには「the・カレー屋!」という感じの店があった。


そんなに大きくない店だが、なんというか貫禄のある店だった。


だが、問題は店の名前にあった。


「シチュレーか……」


どっちかにしろや!と内心全力でツッコミを入れたのは内緒だ。


「まぁとりあえず中に入ってみようぜ。リアのおすすめなんだし、美味しいだろ」

「もうお腹ペコペコ〜」

「カムイさんはいつでもお腹空いてるイメージがあるんですが……」


ジンたちは雑談をしつつ、中に入っていく。


「すいませ……」

「いらっっしゃゃゃせぇぇぇぇ!!!!」


中に入ると、ジンの声をかき消して物凄い声量の声が聞こえてきた。


なんというか熱血なラーメン屋さんみたいな感じだ。

というか内装はラーメン屋さんそのものだった。


わからない人はちょっと想像して欲しい。

カレー屋に行こうと思ったら、今日はシチューの日だと言われ、入ればラーメン屋さんに瞬間移動させられる。

そんな感じだ。


まだちょっとイメージのわかない人は諦めよう。

俺も諦めた。人間、思考破棄は必要なことだ。


「出鼻くじかれたぞ」

「そういうお店なんですよ、すいません」

「問題は味」

「ちょ、ちょっとびっくりしました。」


カムイはちょっと堂々しすぎだと思う。

それより、プリンをびっくりさせるとは許せん。


そうこうしているうちにジンたちは案内されるがまま、席に着いた。


リアは、注文を取りに来たお姉さんにお肉と野菜のスパイス煮込みを4つ頼む。


「いやぁ、こっちに来てカレーが食えるとは思ってなかったぜ」

「「「カレー?」」」

「あ〜、そうかお前たちは知らないよな。俺の国の料理だ」


カレーという言葉にいまいちピン来てなかった3人だが、ジンの説明を聞いて納得していた。


だが、ジンがカレーの話をしていると、リアとプリンは少し首を傾げたりしていた。

カムイは別として。


やはり、日本のカレーと少し異なるのだろうか?

まぁ、少しくらいなら気にせず食べれるだろ。そんなことをジンは思っていた。


今思えば、これがフラグになっていたんだろうと思う。


数分後。


「な、なんだ、これは……」

「へ〜、お肉と野菜のスパイス煮込みってこんななんだ!」

「「美味しいそう!」」


ジンは唖然とし、

カムイは初めて見たものに目をキラキラさせ、

プリンとリアはこれが普通と言わんばかりに、美味しそうと言っている。


だが、この中で誰が正しい反応をしているかという話になるとしよう。

そして、我々地球人であれば、間違いなくジンの反応と答えるであろう。


なぜなら、ジンたちの目の前にある「お肉と野菜のスパイス煮込み」という名前の食べ物は、


それはそれはとても()()()()()()()()のだから。

人気の!とか、今話題の!とかはあまり信用できないですよね。

そう思う作者です。


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