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愛刀

相変わらずのネーミングセンスの無さをここでも発揮致します!


乞うご期待!


「な、なぜ効いていない!?」

「んー、アビリティにそういうのがあるから。としか言いようがないかな?」


問いただすリアに簡潔な答えを述べるカムイ。


カムイのアビリティ「不動の防御」は受けたダメージが防御力以下ならばダメージカット100%という、ある意味チートのような能力を持っている。


これにより、リアの攻撃は全て無効にされたのだ。


「チャンスはあと2回! その間に私に傷を付けれたら少しだけ本気で戦ってあげる」


相手を元気付けようとするカムイだが、それは逆効果でしかない。


リアからすれば、それほど余裕があるということだし、カムイは少しも本気を出していないという裏付けに他ならないのだから。


「いいわ……やってやるわよ」


だが、リアの場合はやる気スイッチが入ったようで、下を向いてニヤニヤしている。

一言でいえば、ちょっと気持ち悪い。


その頃ジンとプリンはというと……。


「プリン、さっきのリアの攻撃見えたか?」

「いえ、全く見えませんでした」

「よし、プリンは俺の威圧に耐えれるようになろうか!」

「まだ死にたくないです!」


なんかイチャイチャしてた。


そして、カムイはそんな光景を指を加えて見ていた。


リアの攻撃をもろに受けながら。


「ダメダメだよ、あと1かーい!」

「はぁはぁ……か、硬すぎるでしょ!」

「こうもっと剣を鋭くして、魔法を纏わせるんじゃなくて、剣と同化させないと」

「なんで私、攻撃してる相手に攻撃の仕方を教えられてるの?」


なぜか、カムイがリアにダメ出し始めた。

カムイも本気で戦いので、あえて攻撃方法を教えているのだ。


もちろん本気と言っても、殺しはしない。

()()()()()()()()本気を出すのだ。


普通に本気になったのではリアが死んでしまうし、よくアニメとかである「首をトォーン!」をカムイがリアにすれば間違いなく「首がポォーン」する。


そんな絵面誰も見たくないであろう。

それ故に気絶させるための本気なのだ。


「剣にお困りかいお嬢さん?」

「えっと、ジンさんどうしました?」

「この剣をお使いになれ」


ジンが初老のおじいさんみたいな声でリアに話しかけ、1本の剣をリアに手渡した。


その剣は、剣というよりも刀に近い形をしており、しっかりと波紋も入っていた。


刀全てが黒く、赤い線がいくつも入っていた。

その様はまるで曇天に輝く赤い雷を彷彿とさせふデザインだった。


「これは?」と聞いてくるリアに、


「俺の愛刀の1本」


と、ニヤニヤしながら答えるジン。


そして、その言葉を聞いたカムイが形相を変え、周りに尋常ではない程の闘気を纏わせ始める。


その顔は焦りに満ちており、必死で防御力を高め、防御魔法を張りまくっていた。


そして、カムイが防御魔法を200枚程張った頃、カムイが口を開く。


「ちょっとジン! それはダメだって! マジで死んじゃうから!」

「いや、カムイが調子に乗ってるのが気に食わなくて」

「そんなことで私を殺しかけないで!?」


そう、あの刀にはそれ程の攻撃力があるということだ。


もし、リアが手渡されて、ノータイムでカムイに斬りかかっていれば、カムイは確実に死んでいた。

この刀そういう代物なのだ。


名を「黒刀・刻式」。

好きな条件を概念に刻み込むというジンの2本ある愛刀の内の1本である。


例えば、今の話をすると、カムイが何枚防御魔法重ねようが、防御魔法を無視すると刻み込めば、リアでもカムイの防御魔法を200枚だろうが、1000枚だろうが、絹ごし豆腐よりも柔らかく切り裂ける。


カムイはそれを知らなかった。

だが、ジンの愛刀だ。半端なものでは無いと思うのが当たり前というものだろう。


「い、いきます!」

「ちょ、まじ!? 今の説明聞いても斬りかかって来るの!?」

「お〜やれやれ〜!」


これで勝てると確信したリア。

相手が弱すぎるが故にジンの介入がないと()()()()カムイ。

それを笑いながら見るジン。


その瞬間、リアがカムイに切りかかる。


余裕を持ちながら交わすカムイ。

使い手がリアなら躱すことは出来る。


そして、カムイがリアと距離を開け、右手を前にして腰を少し落とす。


「やべ、プリンこっち来い!」

「へ?」


パァァァァァァァン!!!!


ジンがプリンをカムイに背を向けるようにして押し倒し、覆いかぶさった瞬間、何かが弾ける音がした。


ジンが振り返ると、そこには右手に拳を作り、前に伸ばしているカムイがいた。


だが、そこにリアはいなかった。


チート武器登場です。

いや、ジンそのものがチートなんですけどね?


キバ○ウさんに「ビー○ーや!」言われても仕方ない出来です。


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