調整
今日中にもう一本新キャラの話を出します!
わ、忘れてて普通に書いてしまったとかじゃないですからね!?(汗)
「何回俺らは絡まれたら済むんだよ! 衛兵の奴らも、またお前らか、みたいな顔してたからな!?」
ジンたちは最初に絡まれて、衛兵の詰所を出たあとまた絡まれたのだが、現在その繰り返しを3回ほど繰り返している。
「多分、いいカモにしか見られてないから」
「どういうことだ?」
「私みたいな超美女をジンみたいな一見弱そうな男と一緒にいる所見たら、声をかけるのは当たり前」
「お前自分で超美女って言ってて悲しくねぇのか? そんでサラッとプリンはいないことにしてるし……」
「本当のことだから、別に?」
「あ〜、そうかよ。いや、プリンはいるけどな?」
だが、理由は分かった。確証は持てないが、恐らくそれで間違いないだろう。
「でも、どうするんだ? 理由が分かったところで解決しなきゃ、意味がねぇ」
「そ、そうですよね」
「あ、あの方法使ってみるか」
「「あの方法?」」
ジンのあの方法という単語に、頭にはてなマークを浮かべながら首を傾げる2人。
あ、可愛いわ。言わねぇけど。
「俺が常に威圧をし続ける」
「私たちが死んじゃう!」
ジンの本気の威圧に耐えられる者など存在しない。強いて言うなら魔神くらいだろうか?
その事を知っているカムイはジンを必死に止める。
「いや、何も全力じゃねぇよ。ほんと微々たるものだ。体に纏うくらいの」
「私は大丈夫だけど、プリンは大丈夫なの?」
「プリンには威圧を向けないようにする。1人くらいなら威圧の操作に問題はない」
「あのぉ、私には何の話かよく分からないんですけど……」
心配そうに聞いてくるプリンにジンは笑顔でこう答える。
「プリンは知らなくていいことだよ!」
「す、すごく不安なんですけどぉぉぉ!!」
少女の悲痛な叫びが街に響き、すぐに街の喧騒に飲み込まれていく。
「じゃ、行くか」
「うん」
「ほんとに大丈夫なんですかね……」
「威圧 超弱体化バージョン!」
すると、ジンの体に紫色の光がまとわりつき始めた。
「あっ! ジン、もっと優しく……」
「すまねぇ、初めてするんだ。慣れるまで我慢してくれ」
「分かった。ゆっくりでいいから落ち着いてやって。ジンが暴走したら、私意識飛ばしちゃうかもしれないから」
「なんでしょう。すごく誤解を招く発言をしているような気がするんですけど、気のせいでしょうか?」
ジンとカムイのやり取りに鋭くツッコミを入れるプリン。
だが、9歳のプリンには分からないことだ。
いや、分からなくていいと思う。
「やっぱり難しいな」
「なんでカムイさんはあんなことになっているんですか?」
「ん? 今俺が威圧を出してるからだよ。プリンは当たらないように俺がコントロールしてるから大丈夫だけど、調節が成功するまでカムイはあのまんまだな」
「ちなみに私が当たるとどうなるんでしょう?」
「今くらいだと、良くて死ぬな」
「!?」
衝撃の事実を知ったプリンは動かなくなる。
ジンの異常性は知っていたつもりだが、ここまでとは、と。
そして、プリンが動かなくなった理由。別にジンの威圧に当たった訳ではない。
下手に動いて、ジンの威圧が届く範囲に入らないようにする為である。
「こんなもんかな。どうだカムイ?」
「うん。これなら普通の人でも死にはしないよ」
「でも、それって他の人も近付いて来ないですよね?」
「「あ……」」
考えてなかったとばかりにアホの顔をするジンとカムイ。
プリンはそっとため息を吐いた。
「要は今出してる威圧の量を絡んできた人にぶつければいいんじゃないでしょうか? なら、死ぬことはなく面倒ごとは起きない。人目に付くとあれですが……」
そんな提案をすると、ジンがこちらを振り向く。
そして、
「さすがプリン! お前のそういう頭が回るとこ好きだぜ!」
めっちゃ褒められた。
「あ、ありがとうございます」
それに対してプリンは不意打ちだったのか、顔を真っ赤にさせ、下を向いている。
好きという言葉に反応したのだろう。
カムイがプリンの方をジト目で見ているが、プリンは知らないふりである。
「私も褒めてよジン。頑張って威圧に耐えてたんだがら」
「お、おう。頑張ったなカムイ」
ジンに褒められながら、頭をポンポンされるカムイ。
カムイは先程のプリンのように顔を真っ赤にさせながら下を向いている。
ジンは頭にはてなマークを浮かべながら、なおもカムイの頭をポンポンし続ける。
実は恋に鈍感なジンであった。
今回はジンがちょっとお茶目な会でした!
絡みを考えるのは楽なんですけど、それを言葉にするのが難しいですね。
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