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介入

遅くなりました!


今日3本目です!


「断空」


ルイズが魔法発動の詠唱をした途端、ジンの体が2つに空間ごと裂けた。


「君に恨みはないけど、邪魔なんだ。恨まないでくれよ」

「決めゼリフ言ってるところ悪いがな、俺死んでねぇからな? 空間断裂如きで俺を殺せると思うなよ?」


だが、そこには服が切れただけで、無傷のジンがいた。


ジンは特に回避したなどではない。しっかり空間断裂を受けた。受けた上で無傷なのだ。


「ば、バカな!? 空間断裂だぞ!?」

「俺に傷を付けたいなら空間そのものを消すくらいのことしてみろよ。Aランクなんだろ?」


驚いているルイズに鼻で笑いながら挑発するジン。さっき挑発された分もしっかり挑発という形で返してあるようだ。なんて器の小さい男であろう。


「いいだろう。望み通り、俺の最大威力の魔法を放ってやる!」

「おぉー、こいこい。来てみろよ、金髪ナルシスト野郎」


さらに挑発するジン。ここまでくるとルイズが可哀想である。


「空間消滅!」

「バーリアー」


ルイズの叫び声と、そこに響くけだるけな声。


ルイズが放った最大威力の魔法に対して、応戦したのはジンではなくカムイだった。


「カムイ邪魔するなよ。今のであいつの心が折れたのに」

「やり過ごすは良くないよ、可哀想」

「けっ、分かったよ」


カムイは善意で攻撃を止めたのである。カムイは「これでルイズのプライドが保たれた」と思っている。そして、ジンもそう思っている。


だが、ルイズの心境は2人の考えているものとは全く違う。自分の魔力を全て費やして放った最大威力の魔法が成人もしてないような少女にあっさりと止められてしまったのである。


プライドは保たれるどころか、もしかしたら、ジンに無傷で止められるよりもズタズタに引き裂かれているかも知れない。


そんなことを知らない2人はルイズに近付いき、


「本来なら殺すところだが、カムイに免じてこれくらいにしてやるよ。命拾いしたな」

「救った私を讃えてもいいんだよ」


何故かドヤ顔のカムイをジンが「讃えるんじゃなくて、叩いてやろうか?」と言いながら脅していたのは流石に苦笑いしかできない。


一方その頃、ショコラとボルドーはというと。


「に、逃げるぞ!」

「は、はい!」


逃げようとしていた。


それもそうだろう。護衛役とも主人とも言っていい存在が圧倒的な敗北をしたのだ。自分たちの勝てる相手ではないと分かれば、逃げるが勝ちというものだ。


だが、


「なに逃げようとしてんだよ」


ジンはそう甘くない。逃げようとしているところに、瞬間移動でもしてきたのではないかと言いたくなる程の速さで、先回りしてきた。


「ひ、ひぃ〜」


ボルドーは悲鳴を上げて、腰を抜かしてしまった。だが、逃げたい思いが強いのか、這いずりながらもジンから離れようとする。


ショコラはと言うと、その場でボルドーと同じく腰を抜かしていた。しかし、ボルドーと違うところは既に逃げることを諦めているところだろう。だが、それでも怖いのか、地面に暖かい水溜りが出来ている。


「お前らビビりすきだろ」

「いや、ジンは確かに怖い」

「お前は黙ってろよ!」

「お前じゃない、カムイ」


ビビり過ぎだと呆れるジンに、ボルドーたちを庇護するかのようなカムイの言葉。だが、本質はカムイの本音であり、ボルドーたちに同情したなどではない。実際、カムイはボルドーたちに対して、同情の「ど」の字もないのだ。


そして、名前を呼ばれなかったことに対して不満をぶつけるという、いつもの流れが完成である。少しずつ夫婦みたいになってきているが、気のせいであろうか?


「ゆ、許してくれ! 金ならいくらでもやる! お、女だって、好きなだけ抱かせてやる!」


そして、ボルドーはやられることが決まっている雑魚キャラのように命乞いをし始めた。


「ほぉ、じゃあ俺の今の所持金を3倍にして貰おうかな」

「い、いいだろう。貴様の所持金はいくらだ」

「白金貨5万9000枚と金貨7万5000枚」


金額を聞いた瞬間、ボルドーは気絶した。


それもそのはずだ。この世界の通貨は以下の通りだ。


銭貨1枚=現代貨幣1円

銅貨1枚=現代貨幣10円

大銅貨1枚=現代貨幣100円

小銀貨1枚=現代紙幣1000円

銀貨1枚=現代紙幣5000円

大銀貨1枚=現代紙幣1万円

金貨1枚=現代紙幣10万円

白金貨1枚=現代紙幣100万円


といった感じである。


これを元にジンの所持金を計算してみよう。


5万9000×100万=59億

7万5000×10万=75億

合わせて、現代通貨にして134億円ものお金を持っているのである。


だが、こちらの方が物価が安いので、現代通貨にした場合、実際はその10倍と考えた方がいいだろう。


国家や豪商ならまだしも、それを一商人に3倍にしろというのは酷な話である。


要は簡単な話、無理なのだ。


そして、ここまでを理解したボルドーは気絶したのである。


明日からペースが落ちます。


この時期はリアルが忙しくて…。

すいません!


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