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ほのぼの日常系、明高スケッチ  作者: 九頭龍りく


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明高祭2日目の回


文化祭二日目。


朝。


明高荘。


「今日は昨日より忙しくなるよ」


華子が言う。


「分かってる」


歩美は頷く。


昨日の一日目。


たくさんの人が作品を見てくれた。


でも今日は最終日。


悔いを残したくなかった。


登校。


校門には文化祭の看板。


生徒たちの声。


笑い声。


音楽。


学校全体がいつもと違う雰囲気だった。


展示会場。


歩美たちは朝から準備。


「作品の位置、大丈夫?」


「体験コーナーの道具ある?」


「案内の紙は?」


最終確認。


「よし!」


開場。


すぐに来場者が入ってくる。


「昨日より多いかも」


あかりが驚く。


「土曜日だからね」


奈緒が答える。


あかりと奈緒は一年生。


初めての文化祭。


最初は緊張していたが、


今ではすっかり慣れていた。


「こちら展示です!」


「体験コーナーはこちらです!」


二人とも一生懸命案内する。


その頃。


歩美の作品。


『夏の収穫』


家庭菜園を描いた絵の前には、


今日も人が集まっていた。


「野菜が生き生きしてるね」


「夏の雰囲気が伝わる」


感想を聞いて、


歩美は嬉しくなる。


午後。


明高荘メンバーが来場する。


さやか。


りん。


しずく。


ちか。


「また来た!」


歩美が笑う。


「昨日だけじゃ足りなかった」


さやかが言う。


ちかは展示を見るなり、


すぐに歩美の絵へ。


「やっぱりトマトある!」


「そこなんだ」


華子が笑う。


「大事だから」


さやかも絵を見る。


「今年の夏が残ったね」


歩美は頷く。


「うん」


午後になると、


体験コーナーも大盛況。


小さな子どもが描いた絵を見て、


歩美たちは笑顔になる。


「絵って楽しいね」


そう言われて、


美術科で頑張ってきた意味を感じた。


夕方。


閉場時間。


「ありがとうございました!」


最後のお客さんを見送る。


そして。


文化祭終了。


拍手が起こる。


「終わった……」


あかりが椅子に座る。


「疲れた」


奈緒も笑う。


でも、


みんな表情は明るかった。


片付け。


展示を外す。


作品を運ぶ。


昨日まで華やかだった会場が、


少しずつ元に戻っていく。


歩美は最後に展示会場を見る。


夏から準備してきた作品。


みんなで作った文化祭。


「楽しかったね」


華子が言う。


「うん」


帰り道。


明高荘。


談話室。


文化祭お疲れさま会の準備が始まっていた。


さやかが料理を並べる。


「家庭菜園の野菜も使ったよ」


「さすがさやかちゃん」


歩美が笑う。


文化祭は終わった。


でも、


明高荘のみんなの日常は続いていく。


次は秋の行事。


そして、


三年生には受験という大きな季節が近づいていた。



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