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ほのぼの日常系、明高スケッチ  作者: 九頭龍りく


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大蔵海岸で海水浴の回


8月中旬。


夏休みも後半に入った頃。


「海行きたい!」


朝食中。


突然ちかが言った。


「また急だね」


しずくが言う。


「でも海は行ってないよ!」


確かにその通りだった。


すると、


さやかが言う。


「じゃあ大蔵海岸に行く?」


全員。


「行く!」


即決だった。


午前10時。


大蔵海岸到着。


「海だー!」


ちかとあかりが真っ先に砂浜へ走る。


「転ばないでよ!」


歩美が叫ぶ。


海は青く、


向こうには明石海峡大橋。


「景色きれいだね」


華子が言う。


「絵に描きたくなる」


美術科らしい感想だった。


砂浜はたくさんの家族連れで賑わっていた。


「泳ぐぞー!」


あかりが海へ飛び込む。


バシャーン!


「冷たい!」


「自分で飛び込んだんでしょ」


奈緒が言った。


歩美たちも海へ入る。


波は比較的穏やか。


「気持ちいい」


歩美が笑う。


その頃。


りんとしずくは浅瀬でのんびり。


「平和だね」


「うん」


二人とも泳ぐより海を見る派だった。


一方。


ちか。


「あっ!」


何かを見つけた。


「カニ!」


小さなカニだった。


「捕まえた!」


得意げだった。


昼。


木陰で昼食。


おにぎり。


麦茶。


唐揚げ。


「海で食べるとおいしい」


あけみが言う。


「分かる」


涼子も頷いた。


午後。


砂浜で遊ぶ組。


泳ぐ組。


休憩組。


それぞれ自由に過ごす。


華子はスケッチブックを取り出した。


「何描いてるの?」


歩美が聞く。


「海」


「そのままだ」


しかし、


描き始めると夢中だった。


夕方。


太陽が少し傾く。


海面が金色に輝く。


「そろそろ帰ろうか」


さやかが言う。


「もう?」


ちかは不満そうだった。


「また来ればいいでしょ」


しずくが笑う。


帰り際。


みんなで海を振り返る。


明石海峡大橋。


淡路島。


夕焼けの海。


「楽しかったね」


歩美が言う。


「うん!」


全員が頷いた。


こうして大蔵海岸での海水浴は大成功。


日焼けした人も、


泳ぎ疲れた人も、


みんな笑顔だった。


そして帰宅後。


ちか。


「明日は何する?」


全員。


「まず休もう」


海で遊びすぎて、


全員少し疲れていたのだった。


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