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ほのぼの日常系、明高スケッチ  作者: 九頭龍りく


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苗を買いに行く


ゴールデンウィーク三日目。


朝。


弓木家の庭で、さやかが家庭菜園を見ていた。


「まだ植える場所あるなあ」


その一言を聞いたちかが反応する。


「増やすの!?」


「増やす」


「やったー!」


すると歩美もやって来た。


「何育てるんですか?」


「まだ決めてない」


さやかは少し考える。


「ホームセンター行ってから決めようかな」


その結果。


歩美。


華子。


あかり。


奈緒。


ちか。


そしてさやか。


六人でホームセンターへ行くことになった。


明石駅近くのホームセンター。


園芸コーナーに到着。


「うわあ!」


あかりが大興奮。


「苗いっぱい!」


トマト。


ピーマン。


オクラ。


枝豆。


バジル。


さまざまな苗が並んでいる。


「全部欲しい」


「庭の広さ考えて」


奈緒が言う。


さやかは一つ一つ見て回る。


「オクラいいなあ」


「オクラ好き!」


ちかが言う。


「私も好きです」


歩美がうなずく。


その頃。


あかりは別のコーナーにいた。


「これかわいい!」


持っていたのはイチゴの苗。


「育てたい!」


「管理するの誰?」


奈緒が聞く。


あかりは固まった。


「……さやか先輩?」


「ダメ」


即答だった。


結局。


・オクラ


・枝豆


・バジル


この三種類を追加することになった。


レジへ向かう途中。


ちかが立ち止まる。


「とうもろこしの肥料だって」


「本当だ」


さやかは袋を手に取る。


「これも買っておこう」


「とうもろこし大きくなる?」


「たぶんね」


「やった!」


帰宅後。


さっそく植え付け開始。


ちかはスコップ担当。


あかりは苗運び担当。


奈緒は説明書担当。


歩美と華子は土運び担当。


気付けばみんなで作業していた。


夕方。


新しい苗が並ぶ家庭菜園。


「なんか増えたね」


歩美が言う。


「賑やかになった」


奈緒もうなずく。


ちかは満足そうだった。


「夏が楽しみ!」


その横であかりが言う。


「枝豆できたら収穫祭しよう!」


「食べることしか考えてない」


華子が笑う。


でも誰も反対しなかった。


こうして明高荘の家庭菜園はさらに賑やかになった。


夏になれば、


トマト、キュウリ、ナス、とうもろこし、大葉、オクラ、枝豆、バジル。


たくさんの野菜たちが収穫の日を迎える予定だった。


そして翌日。


ちかは朝起きてすぐ庭へ向かった。


「大きくなった?」


まだ植えたばかりだった。


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