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ほのぼの日常系、明高スケッチ  作者: 九頭龍りく


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208/210

オマケ・歩美、先生に怒られる‥‥‥はずが


放課後の明石高校。


教室で歩美が大慌てだった。


「やばい!」


華子が顔を上げる。


「どうしたの?」


「先生が『放課後、職員室に来なさい』って!」


華子はため息をつく。


「何やったの?」


歩美は指を折りながら数え始めた。


「授業中に消しゴム飛ばした。」


「廊下で走った。」


「理科室でメジャー使って教室の長さ測った。」


「美術室で石こう像にマスクつけた。」


華子。


「心当たり多すぎる。」


---


そこへ、しずくがやって来る。


「歩美、何してるの?」


歩美。


「最後の別れ。」


「まだ怒られるって決まってないよ?」


歩美は机に手紙を書き始めた。


**『華子へ。冷蔵庫のプリンは食べていいです。』**


華子。


「生きて帰ってきて。」


---


職員室前。


歩美は深呼吸。


「もし怒られたら……」


「笑顔で謝る!」


「泣いて謝る!」


「土下座!」


華子。


「全部やる気?」


しずく。


「順番がおかしいよ。」


---


ガラッ。


歩美。


「失礼しまーーす!」


先生。


「林。」


「はい!」


「これ。」


先生が渡したのは一枚の紙。


歩美は震える手で開く。


「ついに反省文か……」


そこには、


**『文化祭ポスターコンクール 優秀賞』**


歩美。


「え?」


先生。


「おめでとう。」


歩美。


「怒られないんですか?」


先生。


「今日は。」


歩美。


「今日は?」


先生。


「石こう像にマスクをつけた件は、あとで話そう。」


歩美。


「やっぱりーーー!」


---


教室へ戻る。


華子。


「どうだった?」


歩美。


「賞をもらった!」


「すごいじゃん!」


「そのあと怒られた!」


華子。


「やっぱり。」


しずく。


「結局どっちだったの?」


歩美。


「**優秀賞と説教賞のダブル受賞!**」


その瞬間、先生が教室の後ろからひょっこり顔を出した。


「林。」


歩美。


「はい!」


先生。


「まだ終わってない。」


歩美。


「延長戦あるのーー!?」


教室中が笑いに包まれ、華子は「歩美は毎日がコントだね」と肩をすくめるのだった。


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