オマケ・歩美、放送事故
昼休みの明石高校。
今日は文化祭実行委員から昼の校内放送がある日。
放送室には歩美、華子、しずくの三人がいた。
放送担当の先生が言う。
「じゃあ林さん、よろしく。」
歩美は元気よく敬礼。
「任せてください!」
先生は少し不安そうな顔をした。
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放送開始。
♪ポーン♪
歩美はマイクのスイッチを入れる。
「こんにちは! 本日の昼食ランキングを発表します!」
華子が慌てる。
「違う違う! 文化祭のお知らせ!」
歩美は「あっ!」と言いながら紙をめくる。
「えー、本日の文化祭実行委員会は……」
そこで沈黙。
歩美の手元には**購買のメニュー表**しかなかった。
「焼きそばパン、残り二個です!」
校内中に放送される。
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教室。
「えっ!?」
「急げ!」
「焼きそばパンなくなるぞ!」
高校中の生徒が購買へ全力疾走。
購買のおばちゃんは目を丸くした。
「今日は何の日!?」
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放送室。
先生が青ざめる。
「林さん!」
歩美「はい!」
「違う情報を流してる!」
歩美は慌てて言い直す。
「失礼しました!」
「焼きそばパンは……」
華子「パンから離れて!」
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しずくは笑いをこらえながら原稿を差し出す。
「歩美、その紙!」
「あっ!」
歩美はようやく正しい原稿を読む。
「文化祭実行委員会は放課後、視聴覚室に集合してください!」
放送終了。
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そのころ購買。
生徒たちが息を切らして並んでいる。
おばちゃん。
「今日は焼きそばパン人気やねえ。」
生徒。
「校内放送で残り二個って!」
おばちゃん。
「……まだ四十個あるけど。」
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昼休み終了。
教室へ戻る歩美。
先生が肩をポンと叩く。
「林さん。」
「はい!」
「君のおかげで購買の売り上げが過去最高だった。」
歩美は胸を張る。
「やった!」
華子が即座にツッコむ。
「褒められてないから!」
すると購買のおばちゃんが放送室へやって来た。
「林さん。」
「はい!」
「明日も放送お願いできる?」
歩美の目が輝く。
「もちろんです!」
華子としずくが同時に叫んだ。
「ダメーーー!!」
放送室は笑いに包まれ、先生は「次回は原稿を三回確認ね」と苦笑いするのだった。




