表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほのぼの日常系、明高スケッチ  作者: 九頭龍りく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
118/125

卒業後、純子と優子の旅立ち、明高荘に残る思い出の回


3月下旬。


卒業式から数日後。


明高荘には、


少し寂しい空気が流れていた。


いつも談話室にいた二人。


山下純子。


島居優子。


二人は、


大学進学の準備を始めていた。


朝。


明高荘の玄関。


大きな荷物。


新しい生活への準備。


「本当に出発の日が来たね」


優子が言う。


「高校3年間、あっという間だったね」


純子が笑う。


そこには、


歩美。


華子。


あかり。


奈緒。


あけみ。


涼子。


初美。


恵子。


つむぎ。


そして弓木家のみんな。


全員が見送りに来ていた。


「先輩、大学でも頑張ってください」


歩美が言う。


「でも、たまには明高荘に来てくださいね」


華子も続ける。


純子は頷く。


「もちろん」


優子も笑う。


「ここは私たちの大切な場所だから」


最後に、


二人は談話室を見る。


テーブル。


椅子。


壁の写真。


文化祭。


収穫祭。


クリスマス会。


フランス研修旅行。


たくさんの思い出。


純子が写真を手に取る。


「この時、楽しかったね」


「夏の収穫祭、大変だったけどね」


優子が笑う。


「さやかちゃん、野菜いっぱい作ってたよね」


「今年も畑やるよ!」


さやかがすぐ答える。


みんな笑う。


出発の時間。


玄関前。


「行ってらっしゃい」


「また会おうね」


明高荘らしい、


温かい見送り。


二人が去った後。


談話室。


少し静かになる。


歩美は壁の写真を見る。


「本当に卒業したんだね」


華子が頷く。


「でも、思い出は残ってる」


そこには、


純子と優子が過ごした時間がある。


二人が教えてくれたこと。


作品への向き合い方。


仲間を大切にすること。


毎日の何気ない時間の大切さ。


それは、


次の世代へ受け継がれていく。


夕方。


さやかが庭を見る。


冬を越えた家庭菜園。


「春になったら、新しい野菜植えよう」


ちかが言う。


「純子さんと優子さんにも見せたいね」


「うん」


春。


新しい芽が出る季節。


明高荘も、


新しい一年へ進んでいく。


純子と優子はいなくなった。


でも、


二人が残した温かさは、


明高荘にずっと残っている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ