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ほのぼの日常系、明高スケッチ  作者: 九頭龍りく


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明高荘、クリスマスの回


12月24日。


冬休みに入った明高荘。


いつもより少しだけ、


特別な空気が流れていた。


談話室。


朝からさやかが忙しそうに動いている。


「今日はクリスマス会だからね」


テーブルの上には、


料理の材料。


ケーキの箱。


飾り付け。


「今年もやるんだね」


歩美が笑う。


「もちろん」


さやかが答える。


明高荘のクリスマスは、


毎年恒例のイベントだった。


あかりと奈緒は、


初めて参加する明高荘のクリスマス。


「飾り付けって楽しいですね」


奈緒が言う。


「こういう行事、いいね」


あかりも嬉しそう。


りんとしずくは、


壁に飾りを付けていく。


ちかは、


小さなサンタ帽をかぶっていた。


「似合ってる?」


「似合ってるよ」


みんな笑う。


午後。


料理作り開始。


さやかは台所担当。


「野菜は家庭菜園のものを使いたかったけど、冬だから少しだけだね」


夏に育てた、


トマト。


大葉。


とうもろこし。


キュウリ。


たくさん収穫した思い出が蘇る。


「来年の夏も楽しみだね」


歩美が言う。


「もっといっぱい育てるよ」


さやかが答える。


夕方。


明高荘の談話室が完成。


クリスマスツリー。


手作りの飾り。


テーブルいっぱいの料理。


みんなが集まる。


あけみ。


涼子。


初美。


恵子。


つむぎ。


純子。


優子。


歩美。


華子。


あかり。


奈緒。


弓木家のみんな。


「メリークリスマス!」


乾杯。


楽しい時間が始まる。


フランス研修旅行の話。


文化祭の思い出。


夏の家庭菜園。


一年間の出来事。


話題は尽きない。


純子と優子は、


少し離れたところで笑っていた。


「去年のクリスマスが懐かしいね」


「うん。でも今年も楽しい」


高校3年生の二人にとって、


最後の明高荘クリスマスになるかもしれない。


夜。


プレゼント交換。


「誰のが当たるかな」


ちかはワクワクしている。


歩美が受け取った箱を開ける。


中には、


かわいいスケッチ用の小物。


「大事に使うね」


華子も笑う。


「歩美らしいプレゼントだね」


最後は、


みんなでクリスマスケーキ。


「来年もまたやりたいね」


あかりが言う。


「もちろん」


さやかが答える。


窓の外は、


冬の夜。


明高荘には、


温かい明かりが灯っていた。


フランスへ行った思い出。


夏の畑の思い出。


文化祭の思い出。


そして、


今日のクリスマス。


たくさんの思い出が積み重なっていく。

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