↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
普通のおじさんがプロサッカーチームの監督になる話 第二部  作者: dodongadondon


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
23/24

第二十三話 親善試合 後半戦



――――――――――――フェニックスロッカールームーーーーーーーーーーー



(小原)で、ですね 後半は布陣をですね


ロッカールームに選手が来るや否や ホワイトボードに小原が陣形をしるしていった

マンマークは相変わらず 鰻は鍵谷に 林原は森岡に そして


(小原)攻撃のスイッチが入る時 ここに葉瀬君入ってください


葉瀬(兄)が呼ばれ センターライン付近に陣取るように指示された


(小原)後は こんな感じですね じゃ後半お願いします


戦術の細かい指示をホワイトボードで伝えると 選手をピッチに送り出した

後半戦が始まる




―――――――――――――キックオフーーーーーーーーーーーーーーー



ボールは印西ボールからのキックオフだ

まず森岡がパスを受け すぐに鍵谷にパスを出す

前半とうってかわって マジメにワンタッチでパスをまわす森岡

面白く無さそうな顔をしているが そのおかげで 印西は綺麗にパスがまわる

前半と同じように 二人ではどうにもならなく あっという間にぺナルティ付近まで持ち運ばれる


(森岡)鍵谷さんじゃ 決めれないかもだけど( ゜Д゜)


そう言いながら森岡がミドルシュートを放つ

鋭い弾道でゴール左隅に弧を描いて 突き進んだ


           ばしーん


またしてもエバンが片手で止める 今度は下に落ちる事なくそのまま片手でキャッチした


(エバン)まなーばない 人たちデスねー


エバンはそう言い放つと 前方へ大きくロングフィードした

またも低い弾道で鋭くカーブをかける

大きく弧を描いたボールは中央を走る葉瀬(兄)に渡る


(鍵谷)む、あいつら布陣変えてきたな アイツ知らねえぞ?

あんなのいたっけ?


葉瀬(兄)はボールをトラップするとそのまま 敵陣をドリブルで突き進んでいった

そして 森岡が前に立ちふさがる


(森岡)見た事ない奴だなあ 格下が森岡様を抜けると思ってんの?( ゜Д゜)


(葉瀬(兄)、、、


葉瀬(兄)は 軽くキックフェイントすると 森岡の左側をワンタッチであっさり抜き去る


(森岡)!!!! 普通に抜かれた( ゜Д゜)


葉瀬(兄)は そもそもドリブルが得意で フェニックスではナンバー1のドリブラーである

スピードは鰻に匹敵するほど 速く まさに天性のドリブラーと言っていいだろう

足はあまり速くない森岡では 一度抜かれると追いつけない


(鰻)林原に目が行きすぎなんだよ そもそも葉瀬ちゃんは マジメさんに次ぐうちの最古参で

エースなんだからな?


最近なりを潜めていたが

空中戦主体の特殊作戦を好んで取り入れたのは 小原が就任してからである

林原のオーバーヘッドがあまりに目立つので 地味な役回りに徹していたが

NFLの頃からフェニックスに所属し 去年の試合もフル出場 中学時代もユースで

着実なキャリアを積んできた彼は 視野も広く 卓越したスキルとキャリアを積み重ねて来ていた


(葉瀬(兄)じゃ 出しますよ 予定道理


葉瀬(兄)は前方に大きくボールを蹴った フィールド右上に蹴りだされたボールに

鰻が反応し 全速で走る 当然鍵谷も反応し鰻を追いかける


(鰻)トラップしてたら ダメだ 鍵谷さんにしてやられる


鰻はボールに追いつくとワンタッチで ゴール前にセンタリングをあげる

そこには林原が走りこんでいた


(林原)オッケー これなら許容範囲


そして 相変わらずオーバーヘッドの体勢に入る


(印西CB) させるかよ


印西CBが既に読んでいたのか 林原に体を寄せてせりかける

シュートコースに割って入るように 体を寄せる


(林原)バイシクル パス


林原は鰻のセンタリングを軽くつま先でひっかける

ボールは少し軌道を変え ファーサイドに流れていく


(葉瀬(弟)おっしゃああ もらったー


そこに走りこんでいた葉瀬兄弟の弟(大輔)がジャンピングヘッド

178センチで高い跳躍力を持つ彼のヘディングシュートは 足で蹴ったかのような速度で ゴール左隅に飛んでいく


(印西GK) クソ


印西GKが飛びつくも 届かない ゴールだ



(鰻)おおおおお やった


葉瀬(弟)に フェニックスのメンバーが集まる

彼のチーム初ゴールに みんなが手洗い祝福をする そしたら客席の方から


(女子高生)Σ(゜∀゜ノ)ノキャー 空中でくるっとするなんて すごいすごい かっこいい


(女子高生2)あんなに 可愛い顔してるのに 凄い 超人みたい


さっきの女子高生が前のめりで 大声で応援していた

フェニックススタジアムは大きなスタジアムでは無いので 客席から ピッチは

比較的近いので 観客の声も耳に届く


(葉瀬(弟)あれ~ 決めたのボクなんだけどなあ( ゜Д゜)


(鰻)まあ、、( ゜Д゜) 派手だよねえ オーバーヘッドでパスとか


(森岡)おいおい 決めたのは そこのおっさんだろうがよ( ゜Д゜)


そこに何故か森岡が割って入った わざわざ客席近くまで行って 女子高生につっかかっている


(女子高生)は?何コイツ


(女子高生2)ウザッ


(森岡)はああ? 林原はパスしただけだろう?( ゜Д゜) すげーのはヘッドしたおっさんだろ?


(葉瀬(弟)僕 17なんだけどなあ( ゜Д゜)


そこに見かねた鍵谷が 森岡を持ち上げて その場を立ち去る


(鍵谷)おまえ 客につっかかるなよ しかも女の子とか 恥ずかしいから、、、


(森岡)ムキー( ゜Д゜)


バタバタする森岡を抱えたまま その場を立ち去る鍵谷

そして印西ボールで 再開されるが ミドルはことごとく エバンに止められて

いいところないまま 試合終了の笛が吹く



             ぴっぴー


1-0でフェニックスの勝利で試合が終了した

お互いに礼をして 握手をするとピッチを去る両チーム 会場からは拍手の音が聞こえてきた


(客1)いいぞー 結構面白かった また見に来るからなー


(客2)鍵谷選手 また日本代表復帰してくださいー


観客から様々な声が届く 鍵谷は観客に手を振りながら 本来ならロッカールームに帰るのだが、、、


(鍵谷)あ、ちょっといいですか?


何故か フェニックスのベンチに顔を出した


(小原)え? どうなさいました?


第二十四話につづく







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。