魔法、魔装、術式のお復習いと復習
(リープ)
『オルコット!?』
『如何してここに?』
オルコットを知らない人達の為に改めて
アスカの塔へカオスを救出しに行く時に協力して貰った経緯を話す。
(カオス)
『あの時はお世話になりました』
一通りの挨拶を済ませオルコットに
勇者エリオンが残したとされる手掛かりを探しに来たことを伝える。
(オルコット)
『俺は俺で十二神の宝具って言う』
『十二使徒の宝具と何か関係有りそうな宝具を探しに来たんだ』
オルコットの話しではかつて、かつての妖魔戦争の最中
一文だけ存在が示唆されたとされる十二神シリウス、その手掛かりを探る中で
エリシュオンの花畑へと辿り着いたと言う。
(リープ)
『そうなると……勇者エリオンが残したとされる手掛かりの正体は』
『その十二神シリウスとやらの可能性が高いな?』
だがその仮説は否定された、何故なら勇者エリオンが活躍した
ベルスター戦と宝具が生まれた妖魔戦争では時代が離れ過ぎていて
整合性が取れないからだ。
(オルコット)
『それにエリオン自身も十二使徒の宝具を用いて戦っていたしな』
オルコットの探している十二神シリウスに付いては分からないが、
エリオンの手掛かりはブライティスが何か関係しているならば、
ブライティスの亜空方程式が関係しているのでは無いか?
エリシュオンの花畑でブライティスの亜空方程式を機動してみる。
(リープ)
『そう言えばブライティスの魔装は全てを無に帰すデモンスゲートと言う』
『扉を召喚するんだっけ?』
『なら亜空方程式は?』
オルキスが答える。
前にも言った通りブライティスの宝具ヴァイス・シュヴァルツの魔装は
デモンスゲートと言う巨大な扉を召喚して
扉に吸い込まれた物を完全消滅させる能力。
亜空方程式は、魔装の研究過程から生まれた術式だと言う。
(オルキス)
『そう言えば魔法と魔装の話しは以前してたけど』
『術式の事は言ってなかったな』
『復習がてら一から全部流しで教えとくね』
魔法や一部の技は、身体に取り込んだマナを消費して
火の玉や風の刃を出して攻撃をする宝具を持ち要らなくても使える
一般的な術式になる。
この時自身の属性配色に適応した属性の魔法や技を習得しやすい傾向が有り
ガオウのように魔法を習得出来ずに技に極振りしたりする事もある。
次に魔装だが、戦いに用いる宝具の扱いは元々モンスターの体の一部
元の持ち主であるモンスターの力を宝具で回帰させる事を魔装と呼ぶ。
ファントムのミクトランのように形状が斧型に変わったり、
セチアのように条件を満たす事で爆発的なエネルギー派を放ったり、
魔装の効果は千差万別。
次に術式だが、これは以前魔法の時に一緒に説明した法術も含まれ、
宝具に宿る魔装を人体の魔法へ落とし込む事で新しい魔法と言う形で扱う事を
術式と言う。
(オルキス)
『モンスターの中で特に自然治癒能力が数多く見つかって』
『傷を癒す法術が一般的になったんだが……』
亜空方程式と死霊操術は、長い年月を掛けて魔装を魔法に落とし込んだ
術式になる。
法術以外の術式は、宝具毎に性能が異なる上に使い手との相性も有るので
軍の一部の人間だけしか使えないと言うのが現状になる。
(マチルダ)
『死霊操術自体完成が奇跡の確立で起きたけれど』
『完全蘇生術は、その奇跡を数十回連続で引き起こす確立で起きた術式と』
『言ったところね……』
皮肉なのが、その憎んでるで有ろう相手が起こした奇跡が
こうしてイヴを蘇らせたと言うこと。
話しているとブライティスの亜空方程式が終わり時空間に隠されていた
飛行艇が姿を現した。
するとブライティスの身体が突如発光して光へ飲み込まれていく。
(オルキス)
『勇者だ!』
『そうか……元の世界へ帰る為の手掛かりを残したのは勇者自身……クソッ!』
元々ブライティスは、オルキスが持ち出した研究素体で
言わば勇者の手元に有る常態だったが、
ブライティスは自身の身に何か有った時はエリシュオンの花畑を目指すように
手掛かりを残していた。
そして帰る手掛かりは、エリシュオンの花畑で亜空方程式を使う事で見付かり
事前にエリシュオンの花畑で亜空方程式を使えば勇者の手元へ戻ってくる
仕掛けを施していた。
(オルキス)
『ウチらは最初から勇者の手の平の上で踊らされて居たんだよ!!』
怒鳴り上げるようにオルキスは叫ぶ。




