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エンブレイドストーリア  作者: 桜木姫騎
エンブレイド鏡界編
50/67

チュポッポ

 宝箱を開けると中に青い液体の入った瓶が入っていて

恐らくはこれが探していたエリクシールだろう。

 リープがエリクシールに聖水を掛けてから取ると何処からか声が聞こえる、

まさか塔から脱獄した囚人に生存者が居たのかも知れない。


(イヴ)

『リープ!ここに居たのね……』


 迷宮の奥から現れたのはイヴだった。


(リープ)

『イヴ!?如何して此処に!!』


 イヴはユニコーンの角を探すために離れて探索しているはずだ、

それに何よりフェイリアモンスター化の影響で

死んだ魚のような目をしている筈だが、目の前のイヴの目は澄み切っている。


(ブライティス)

『お前……誰?』


 ブライティスが剣を抜きそれに続いてガオウとオルキスも

戦闘態勢に入り目の前に現れたイヴに問い掛ける。


(イヴ)

『誰って……ワタタタタタ……シシシシシハハハハハ……』

『イヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!』

『♡£≅÷▽♧㌔¥☞♤☆√5!!』


 目の前のイヴの頭が縦に割れ、割れた断面からギザ歯を剥き出しにして笑い

新たに開いた断面の口から大きな舌と蜘蛛のような足を

何本も伸ばしながら立ち上がり、

 先程までイヴの体だった部分は首から下が宙ぶらりんになった事で

首が体の体重で伸びて首の骨の部分から骨の軋む鈍い音が聞こえる。


(リープ)

『コイツ……ツーサムを殺した』

『あのモンスター』


 モンスターの体には火傷の跡が無数にあり

脱出の時に焼き払った大蜘蛛とは別のモンスターだが、

恐らくリープ達が脱出したときに焼き払った大蜘蛛を助けようと

何度も何度も飛び掛かって体を使って火を消したのだろう。


(チュポッポ)

『我が名は……チュポッポ』

『よくおめおめと戻ってきたな!!』


 モンスターの中には人語を話す個体も居て、

チュポッポと名乗るモンスターもその内の1体のようだ。


(リープ)

『だったら何だ!』

『俺達は仲間を二人もお前等モンスター共に殺されてる上に』

『今回は呪いを解く聖水を掛けてからお宝を取った!』

『なら、お前が俺を狙う理由なんて無いだろ?』


 リープの問いにチュポッポが返事を返す。


(チュポッポ)

『お前は親友を無惨に焼き払った仇が』

『目の前に居ても同じ事をいえるのか?』

『全身を焼かれて苦しみながら動けなくなり』

『頼む……俺を殺してくれと懇願してきた友を喰ったことが有るのか?』


 その言葉を聞いてリープも剣を抜き目の前の相手を敵として

刃を振るう。


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