モンスターの捕食
イヴを人間として完全蘇生させる為にエリクシールを求めて
再びアスカの迷宮へ辿り着いたリープ達。
恐怖を乗り越えて迷宮内を探索するが以前モンスター達に襲われて喰われた
囚人達の肉片処か血痕の跡すら見当たらない。
(リープ)
『前から気になってたけど境界では人やモンスターは死なないんだよね?』
『なのに如何してモンスター達は人間を襲って食べるんだろ?』
その質問にオルキスが答える。
(オルキス)
『お前は今朝宿を出る前に朝食を食べてたけど如何してだ?』
突然分かりきった事を聞かれてキョトンとするも答える。
(リープ)
『如何してって、お腹が空いたから……』
境界では空腹や渇きで死ぬ事は無いが、それでも苦しみは有り
何よりモンスターは、他のモンスターを喰らう事でマナを取り込み強くなり、
強くなったモンスターに抗うにはそれ以上に強くならなくては勝てないから
モンスターは強くなる為に人やモンスターを襲って喰らい、
喰われた人は喰ったモンスターの一部として永遠に生き続ける。
(ガオウ)
『モンスターに喰われたモンスターの中で生き続けるから』
『事実上は死んでない扱いになるのか』
ただし宝具で倒した場合は別で、
宝具で倒すと身体を構成している元素からマナが失われ凝縮される事で
結晶化して砕けて消滅する……つまり理論上は死亡。
(ガオウ)
『兄貴がアスカの塔へ幽閉されたのもそれが理由さ』
『人が死なない世界で人を殺せる……例え介錯が善意だったとしても……』
何時自分達に牙が剥くか分からない要因で有るが為の処置であり
アスカの塔自体も脱獄不可能の構造だったからこそ自分達を守りながらも
カオスの人を殺せる特性に目を付けられ狙われていただろう。
(リープ)
『宝箱が有ったよ!』
リープは聖水を振り掛けてから宝箱を開ける、
以前の囚人達と同じ轍を踏まない為に
マチルダから呪いを解く用に受け取っていた。




