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蒼井小話帖  作者: 蒼井 つばさ


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【クスッと】なんでも自分でやりたい盛りの2歳児。電気の件で号泣。

ある日の朝のこと。


先に目を覚ました私は、こっそりベッドを抜け出して用を足す。

寝室に戻ってくると、電気をつけて娘を起こしにかかる。


「りんちゃーん。起きてー!起きる時間だよー!」


♪ り、り、りんちゃーん?

 り、り、りんちゃーん

 起きてよ りんちゃーん

 起きてよ りんちゃーん ♪


なんてオリジナルソングを交えながら、リズニム乗せて手足を動かしていく作戦だ。


目は閉じたまま、時折ニヤッとする娘。


起きてはいるが、そんなやりとりが楽しいらしい。


時々抱き上げてみたりしながら起きてもらおうとする。

その度に、背筋をピーンと伸ばし、そのまま後ろに倒れ込む。


そんなことも繰り返し楽しんでいたらしかった。


一瞬動きが止まる。

どうやら覚醒したらしい。


その刹那。


「りんがけしたかったぁぁぁぁぁぁ!」


と、急に私の膝に突っ伏して号泣する娘。


電気を消すことも点けることも“けす”と言う、2歳児独特の表現方法は今に始まった事ではない。

娘の言わんとしていることは、すぐに理解できた。


「電気、りんが点けたかったの?」

「うん…」

「でも、もうママ点けちゃったからさ、夜ねんねする時にりんちゃん消してくれる?」

「りんがけしたかったぁぁぁぁぁ!」

「もうママが点けちゃったよぉ。」


こんなやりとりを何度か繰り返し、最後は涙いっぱいの眼で

「…うん。」

と、やっと納得してくれた。


なんでも

「じぶんでやる!」

という成長過程にいる娘。


だけど、食事は私や夫の膝に座って食べさせてほしい娘。


相反するふたつの姿。


そんな姿も愛おしい私は、今日も親バカを炸裂させるのだった。

ちなみに、気持ちの切り替えで一番効果的なのは

「あれ?パパ降りてきたんじゃない?」

です。


一瞬で

「えっ?」

となって、声のトーンが高くなるんだから…


しかも、部屋の入り口に一直線に向かって行き、戸を開けて

「ぱぱ?おはよぉ!」

と言いに行くのです。


どうやら、初恋相手はパパらしい娘なのでした。笑

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