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蒼井小話帖  作者: 蒼井 つばさ


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【クスッと】学年終わりの締めくくりと、クラスメイトたち

3月末日。

1歳児クラスの最終日。


娘の通う保育園では、年度末に一年間の製作集を一冊に綴じて渡してくれる。

その表紙には、クラスの集合写真が貼られていて、その下には大きく、クラス名と園児の氏名が書かれている。


夫と帰宅した娘は、私に早くその製作集を見てほしかったらしい。

玄関先で靴も脱がずに

「みてみてー!」

とじゃれついてくる。


「あ!製作もらっててきたの?見せてー!」

と、応えようとした。


すると夫から

「中入って見ぃや。」

と言われ、娘も一旦部屋に誘導してから一緒に見ていく。


一つ一つ

「これなにー?」

と私に訊いたり

「りんがつくったんだー♪」

と教えてくれる。


園では時折、手形を使った製作をしてくれている。

おかげさまで、作品自体の成長は勿論だが、身体的な成長も見ることができる。

親としては感謝この上ないのだ。


そんな風に、娘とふたりで作品を堪能した。


…4周ほど。


最後に表表紙(おもてびょうし)に帰ってきて

「クラスのお友達、みんなのお名前教えてくれる?」

と訊いてみる。


「これは?」

「〇〇ちゃんだよーぅ。」

「じゃあ、これは?」

「えぇー?それは、××くんだよーぅ。」


とニコニコ笑顔で教えてくれる。


まるで


「ママ、なんでそんな事もわかんないのー?」


と言わんばかりの言い方で。


いや、よく会う子なら顔と名前一致してる。


だが、あった事もない子もいるのだ。

全員把握しているわけがないのだ。


でも、娘が楽しそうに教えてくれるので、調子に乗る私。


もう一度初めから一人ずつ訊いていく。


「これは誰?」

「〇〇ちゃんだよーぅ。」

「じゃあ、これは?」

「えぇ?××くんでしょ!」

「これは?」

「□□くん!!」

……

「じゃあ、これは?」

「りんちゃーん!」


きっちり自分の名前も教えてくれました…



ちゃん付で。



普段、自分のことは“りん”と呼び捨てているのに。


『きっと、ノリと流れでそのままちゃん付になったんだろうなぁ。』


なんて思いながら、また一つ

娘の成長を見た気がしたのだった。

ちなみに、0歳児クラスの時の製作も、当然ながら同じような構成で持って帰って来たわけなのですが

その時はまだ、言葉も出始めたばかりで、こんなに流暢にお友達の名前も出てきませんでした。


同じように

「これは誰?」

と、担任保育士さんを指差して訊いてみると

「せんせー!」

と教えてはくれましたが、名前までは出てこなかったのに…


“この頃の子どもの1年の成長って目まぐるしいなぁ”

と改めて実感させられた出来事でした。

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