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蒼井小話帖  作者: 蒼井 つばさ


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26/45

【クスッと】あるいていく!

週末恒例の朝イチお買い物。


この日も、いつも通り娘をバギーに乗せて行く。

…つもりだった。


なんだか手や身体が温かい娘。

『もしかして…。』

ある予感が頭をよぎる。一応念の為に検温をしてみることにした。


…37.2℃


決して高くはないのだけど、できれば連れ出したくはない。


「りん、ちょっとお熱があるから、今日はママひとりでお買い物行ってくるね。パパと一緒にアンパンマン(YouTube)見ててくれる?」

と言って、出かける準備をする私。

「じゃあ、行ってくるね!」

と声をかけると

「りんもいきたい!」

と言い出す。

夫に相談すると、

「微熱程度やろ?本人も元気やしいいんちゃう?流石にぐったりしてたら止めるけど。」

と言うので、一緒に行くことにした。


「じゃあ、りんたんバギー乗ってくれる?」

「あるいていく!」

「歩くの?でも、お買い物するからいっぱい歩くよ?途中で『あっこ(抱っこ)!」って言っても、あっこしてあげられないよ?だからバギー乗ってほしいな。」

「ばぎーのらない!あるいていくの!」


そこまでやり取りを静観していた夫

「じゃあ、俺も行くわ。」

と一言。


すると娘。

「さんにんで、すーぱ(スーパー)いくー!」

と言って、夫の脚に絡みつき

「ぱぱだぁいすき!」

と、ニコニコ笑顔で言うではないか。

思わず顔を見合わせて笑う私と夫。

「パパも、りん大好きやで!」

という微笑ましい光景を目に、ちょっぴりヤキモチを妬く私。


「えぇー?ママはー?」

とちょっと膨れっ面にして訊いてみる。

すると、ちょこちょこと夫の足元から私のところへやってきて私の脚に抱きつき

「ままだいすきー !」

と言ってくれる。

「ママもりん大好きだよぉぉぉ!」

と抱きしめ返してやった。


…言わせた感があるのは、気づいていないことにしよう。


3人で外に出ると、珍しくパパと手を繋ぎたがった娘。

「なぁに?パパとおてて繋ぎたくなったの?」

と訊いてみると

「おててつなぎたくなったの。」

と言って、パパと繋いだ反対の手を私の方にも差し出してくる。

私と夫に手を繋いでもらうと、“両手に花”ならぬ、“両手にパパママ”で満足気な娘なのだった。


因みに帰りの道中、案の定歩き疲れた娘は

「あっこしてー?」

と夫に両手を差し出していた。


やっぱりこうなるよねぇ。笑

スーパーでは、子ども用に用意されているであろう小さなカゴを見つけると

「りんがもつ!」

と言って、カゴを手に意気揚々と練り歩いていました。笑

夫が

「軽いもの入れたって。」

と言うので、軽い物を何点か入れてやることに。

一通りカゴに入ると

「おかいけーしよ!りんがぴっする!」

と張りきる娘。


セルフレジに並んで順番が来ると、両手でスキャナーを持ち、夫に商品を持ってもらいながら、一生懸命に全部の商品のバーコード読み取りしてくれました。


スーパーを出る時には、また小さいカゴを見つけ

「りん、ぴんくのかご、もったんだー♪」

とご満悦な様子でした。


まさかこれを機に、一緒に買い物に来るたびに

「りんがぴんくのかごもつ!」

と言われることになるなんて思っても見ませんでした。笑

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