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蒼井小話帖  作者: 蒼井 つばさ


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【キュンと】よかったね

抗がん剤の影響からか、左大腿部や左則腹部に痒みが出やすい私。


保湿クリーム代わりに、ヘパリン軟膏のローションタイプのものを使用している。

痒みが出ると塗っているわけなのだが…。


この日、寝起きのベッドの上で座りながら

「痒…。」

と、無意識で左大腿部を掻きながら独り言のように漏らすと


なんと、隣に座っていた娘が

おすくり(お薬)、ぬっていいよ!りんがとってあげるね !」

と言いながら、ずりずりと自分でベッドを降り、私が少し手を伸ばせば届く軟膏のところへ行き、

「はい、どーぞ!」

と、わざわざ両手で手渡してくれたのだ。


「ありがとう。じゃあ塗っとくね!」

と言って塗り込み

「塗れたよ!」

と伝えると


「よかったね!」

と言って、その小さな、でも温かい手で頭を撫でてくれた。


『このシーン、なんかデジャヴだなぁ…。』


なんて思いながら、娘の優しさに癒される私なのだった。

因みに、塗った後の片付けまで

「りんがやる!」

と言って、娘がやってくれました。


そういや少し前に、手の甲がカサカサになって痒そうだったので、娘の手にこのローションクリームを塗り

「どう?痒いのなくなった?」

と訊いて、痒くなくなったと言った娘に

「そう。よかったね!」

と言って頭を撫でてやったことがあったなぁ…


なんて思い出しました。


本当に言動って

人にしたことは自分に返ってくるんだなぁ


としみじみと感じるのと同時に、

これからもこの“優しさ、思いやりのループ”を絶やしてはいけないなと感じるのです。

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