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定年間近の左遷先が冒険者ギルドなんだが!?  作者: Jiru-man


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7/11

左遷先は冒険者ギルドだったわけだ!? その3

挿絵(By みてみん)




■ 判明したスキル


「じゃあ、こちら書きましたので、お願いします」


書類、いや、木の板を渡す。


「では、ソトヤマアさん、こちらに触れてください」


え、水晶かなんか想像してたけど。

なんだろ、ちょっと不気味な卵って感じ?

薄緑で、木星みたいな模様。


「わかったでやんす」


見通す物に触れた…緑の卵…線が出て来てない?

うわ、カッと見開いた!なにこれ、瞳だよな。

殻の中で何か蠢いて


「え、うえ、なにこれ 。こっち見んなでやんす!」


挿絵(By みてみん)


タクちん睨まれてるな。

そして、瞳が閉じて、カッパーの板がコトリと落ちた。


「ソトヤーマ、タクロ様でよろしいのですか?」

「そとやま、たくろう、でやんす」

「申し訳ございません、発音が難しくて」

「タクちんでいいでやんす」


━━ そんな感じで、主要なとこ要約する


名前 ソトヤマ タクロウ   性別 男

年齢 十八歳         職業 造形魔術師

魔法適正 火、土、水     スキル エクスアポーツ


「エクスアポーツってなんでやんす?」

「なんと、アポーツというのは知っておりますが、エクス?見た事ありませんね」


なんか、とんでもないやつか?

しかし十八歳かぁ、子供っぽいよな。


「アポーツもかなり珍しいですが、これは遠くの物を取り寄せたり、送ったりできるスキルとなります」

「なるほどでやんすな。じゃあ、エクスアポーツ!」


どうなるんだ?

タクちん、手に旗あるぞ!?


「これ、小生の部屋のジオラマに刺してた旗でやんす!ほんとに取れたでやんす!」

「マジか、確かにそれ見たわ。私物持ってくるなよ」


「和田っち!小生の部屋に入ったでやんすか!」

「ん、ああ、そうね、どうだっけ?」


「しかし、タクちんさまは、規格外の能力だと思います。造形魔術師はほんとうに貴重です。それに加えて、未知のアポーツとは、いやはや長年ギルドにおりますが、驚きですよ」


ギルマスもビビってるみたいだな。


「では続きまして、ハヤアマ レイ様」

「はいはーい!僕も、やります!」

「では、こちらに手を」

「僕も、行くよー!」


なんだ?この卵、今震えた?

まあでも、さっきと同じだな。とはいえ、全然慣れない。


「和田にゃん、これ気持ち悪いー」


━━ 葉山の内容も要約しておく


名前 ハヤマ レイ       性別 女

年齢 二十歳          職業 ■■テイマー

魔法適正 精霊、幻獣、魔物   スキル ■■■


「おや、これはまた・・・」

「ギルマスさん、僕のやつおかしいよ」


「おそらくこれは、解放されていないということでしょう。何等かの条件や経験があって、職業もスキルも解放されるはずです」


「やったー、僕テイマーなんだ。動物さん捕まえられるんだよね」

「ハヤアマ様は、定期的にギルドで確認をお勧めします。職業とスキルがいつ解放されるかわかりませんので。これはギルド記録に残る事案です」


「しかし、精霊、幻獣までのテイムとは、これまた規格外ですな」


まあ、葉山らしいって感じだな。


「では、マスヤアマ様。お願いします」

「心得ました」

「こちらにお手をどうぞ」


━━ タエちゃんの能力はどうかな?


名前 マスヤマ タエ   性別 女

年齢 二十六歳      職業 ビショップ

魔法適正 神聖      スキル 剛腕


「マスヤアマ様は、剛腕をお持ちですな。素晴らしい。女性ではあまり見かけないスキルです。あと、神聖属性もお持ちですので、回復系など習得できるでしょう」


「ビショップで剛腕なのかよ」

「タエ様の力は本物でやんす!」

「和田殿、力仕事はお任せください」


タエちゃんほんと逞しいよな。


「では、ワダア様、お願いします」

「よし、いきますか」

「ではこちらにお手を」


え、小刻みにタマゴが震えてるぞ。

なんだ? まあ、あとは変わらずだな。

ほんと、こっち見てるな。


━━ さて何がでるのか?


名前 ワダ キミオ   性別 男

年齢 二十七歳     職業 ■■■

魔法適正 ■■■    スキル 唯一無二・英雄の右手


「ワダア様も、職業と魔法適正がわかりませんね。おそらく今後の冒険でいつか解放されるでしょう」

「そっか、仕方ないな。でもスキルが二つあるね」


「はい、スキルは複数発現する場合もあります。しかし、唯一無二、英雄の右手とは、このようなスキルは今まで見たことがない。本当に…前例がないのです」

「というと?」


「どのようなスキルか、本当にわかりませんが、恐らくワダア様は、どの世界においても唯一の存在なのでしょう。それに英雄の右手も意味深です」


まあ、英雄ってガラではないけどな。

よくわからない結果だったが。

定期的に調べてもらうしかないか。


「では、ギルド登録証を作成しましょう。出来上がるまで、その他の事をご説明します」


━━ ギルマスから、この大陸の事を聞いた


「小生、地理は苦手でやんす」

「僕は、どこでもいくよー」

「私もあまり、国政や地理というのは…」


こらこら、人任せ過ぎるだろ。

仕方ない、ここはリーダーである俺が…


━━ そうだ、これ造形魔法で作ってもらおう


「タクちん、今から教えてもらった内容をわかりやすく伝えるから、魔法で木の板に地図描けない?」

「やってみるでやんす」


じゃあ、頼むぞ!


この世界は、グウォール大陸といって、ざっくり六カ国からなる世界ってことらしい。


• 俺らの国は弱い(イストリア)

• 北は商業国家キレスジレド

• 西は砂漠の傭兵国家サウドレシグ

• そのさらに西が軍事大国ウェスガルガン

• 北西は宗教国家アフテンスラット

• 北は技術国家(ロークス連邦)


タクちんの手から稲妻のような光が走る。

少し焦げ臭いが、焼き目が綺麗な線になっている。


「できたでやんす」

「おお、いいね!」


挿絵(By みてみん)


「いやはや、素晴らしい出来栄えですね。ギルドにも飾りたいくらいです」


ギルマスも目を見張る出来栄えらしい。


「国同士行き来は問題あるのかな?」

「はい、ウェスガルガンの一部、他国との交通を制限してる箇所があります。それ以外は問題ありません」


なるほど。やっぱ、軍事国家は注意だな。

てか、なんで俺だけこんな勉強してるだよ。


「あとは、ランクアップについてでしょうか?」

「冒険者のランクって事でやんすね?」


「はい、まずは皆様ブロンズを目指されますので、そちらからですと…」

「和田にゃん、よーく聞いておいてね。僕わかんないからー」


「和田殿、面目ない…」


━━ というわけで、ギルマスの説明要約と復習ね


まず、カッパーからブロンズは、五十件の依頼で三十五件の達成が必要。

そのうち、ウチらのドタキャンがない事が条件となる。


あと、職業のクラスアップは二種類あるらしい。

特定の条件と、特定のアイテムでのクラスアップ。


それから、何らかの措置が必要となった時。これは王より特別に認められた、などの際は、国庫より特別なアイテム下賜でランクアップするそうな。


これってほんと、RPGの世界だよな。


「あとは、これは非常に稀だと思いますが、ダンジョンの一定以上のボスなどがドロップするアイテムも、ランクアップできるものがあるとか」


「和田にゃん、それ僕は取りに行きたいー」


いやぁ、そんな簡単じゃないだろ。


「ありがとう。まずやる事が明確になった」

「いえいえ、何かあればいつでもお立ち寄りください」


俺も葉山も、職業判明してしてないから、また来ないとだよな。


「あ、お待ちください。皆さんにとても大事なお話しが」

「まだなにか?」


「これから先、魔物との戦闘は避けられません。まだ未経験ですよね?」

「小生、お腹痛くなってきたでやんす」


「みんなまったくの素人です!」

「はい、そのようなことかと思いましたので、ギルドの訓練場をお使いくだい」


確かに、今外に出てもマトモに闘える気がしねえ。


「それは助かる!」

「ハルアット様からも、戦闘訓練は絶対にやって頂くよう、仰せつかっております」


「小生頭も痛くなってきたでやんす」

「それではご案内しましょう、あの者について行ってください」


さあて、冒険者っぽくなってきたー

こんな日がくるなんてな。胸が熱い。


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